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09月15日-03号

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  1. 宜野湾市議会 2015-09-15
    09月15日-03号


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    平成27年  9月 定例会(第392回)   平成27年第392回宜野湾市議会定例会会議録(第3日目)                       午前10時00分(開議時刻)            平成27年9月15日(火)                       午後4時58分(散会時刻)1.出席議員(26名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   大城政利     2   宮城 克       3   石川 慶     4   宮城 司       5   山城康弘     6   知念秀明       7   玉城健一郎    8   伊佐哲雄       9   米須清正    10   桃原 朗      11   知名康司    12   濱元朝晴      13   呉屋 等    14   佐喜真 進      15   比嘉憲康    16   屋良千枝美      17   宮城勝子    18   桃原 功      19   平良眞一    20   上地安之      21   伊佐光雄    22   島 勝政      23   伊波一男    24   岸本一徳      25   我如古盛英   26   知念吉男2.欠席議員(なし)3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       佐喜眞 淳  副市長      松川正則     教育長      玉城勝秀   水道事業管理者  和田敬悟     総務部長     米須良清   企画部長     米須清盛     基地政策部長   伊佐徳光   福祉推進部長   國吉秀子     健康推進部長   比嘉直美   市民経済部長   伊波保勝     建設部長     石原昌恵   教育部長     島袋清松     指導部長     仲村宗男   消防長      浜川秀雄4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     宮城光徳   課長       多和田眞満     議事係長     中村 誠   主事       渡嘉敷 真     主事       野嶋博司   主事       伊佐真也5.会議に付した事件は議事日程第3号のとおりである。              議事日程第3号         平成27年9月15日(火)午前10時00分開議 日程第1 一般質問    (1)桃原 功       (2)米須清正    (3)伊佐哲雄       (4)上地安之    (5)玉城健一郎 ○議長(大城政利君) おはようございます。ただいまから第392回宜野湾市議会定例会第3日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第3号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。一般質問は時間の制限を行います。質問時間は、答弁を含めないで1人30分以内といたします。18番 桃原功議員の質問を許します。桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 皆様、おはようございます。初日の最初の質問者、18番の結・市民ネットワークの桃原功でございます。よろしくお願いいたします。 キャンプ瑞慶覧の支障除去と跡地利用についてからお尋ねをしてまいります。御承知のとおり、普天満宮の裏から、あるいは今回返還がされたキャンプ瑞慶覧51ヘクタールの敷地内から含めて20本弱のドラム缶が出ました。その後、私も議会を通して沖縄市のサッカー場の事例がありましたので、宜野湾市でも国だけに頼らず、国任せにせずに、宜野湾市でも詳しいチェックをすべきだということを強く何回も指摘をしてまいりましたけれども、今、市はその調査をすることは国に任せているという状況です。 そういった中で忘れかけてしまってはいないか。もう国は、このキャンプ瑞慶覧の敷地内においては、入札がかかってきています。つまり建物を解体していく作業です。余りにも切迫過ぎる懸念はありますけれども、この跡地から出てきたドラム缶に関しての土壌汚染の検査結果をまず最初にお伺いをして、あとは自席からお尋ねをしてまいります。よろしくお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時03分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時03分) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) おはようございます。桃原功議員の御質問にお答えいたします。西普天間住宅地区については、平成26年8月15日から8月22日の調査で、1カ所からドラム缶18本の異物、3カ所から異臭を確認しております。異臭が確認された1カ所から、基準値の3倍の鉛及び化合物が検出されているところでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 今、教育部長が答弁したように、基準値の3倍の鉛が検出されているという状況で進められようとしています。土壌の鉛だけではなくて、例えばダイオキシン、あるいは建物に関するアスベスト、さまざまな支障除去していかなければいけない中で、この跡地の支障除去の計画もお尋ねいたします。できれば何年に何をした。それで、平成27年度、平成28年度以降含めて、この跡利用の支障除去の計画をお伺いします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 議員の皆さん、おはようございます。桃原功議員の御質問にお答えいたします。西普天間住宅地区の支障除去につきましては、平成27年4月から平成30年3月末をめどに、沖縄防衛局において進められております。平成27年8月現在において、土壌汚染調査と不発弾探査は計画を完了しております。また、廃棄物探査は発注し、契約に向けて準備中でございます。物件の撤去につきましては、発注準備中と聞いております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 基地政策部長、もう一度お尋ねします。不発弾の探査も終わった。今、物件の何とおっしゃいました。もう一度済みません、丁寧に答えていただけませんか。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 御質問にお答えいたします。建物撤去につきましては、現在149棟につきまして発注の準備中と聞いております。そして、解体につきましては、計画が終わり次第、平成28年度までになっております。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 最初の答弁では平成29年3月とおっしゃいませんでしたか。今の答弁では平成28年という、どちらですか。平成29年3月までの3年間ですか。それとも平成28年までですか。もう一度、何が、いつまでということでお答えください。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。支障除去の期間が3年間ございまして、平成28年度には建物撤去が終わりますけれども、その後、またいろいろな報告書作成とか諸作業がありますので、3年間となっております。支障除去につきましては、平成27年度から平成29年度末となっております。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 資料もいただきましたけれども、この中では土壌汚染調査あるいは不発弾の探査、物件の撤去、廃棄物の探査も含めて全て平成27年度からしかけられようとしているのです。平成29年3月までの3年間で、あれだけの広さの土地の支障除去が果たして本当に3年間できちんとできるのかどうか、私たちはしっかり注視はしていきますけれども、これまでの事例で言うと、例えば海軍病院がつくられる際、あそこの建物も解体されました。アスベストの飛散性というものは、基地内であっただけに、県にしても、あるいは市にしても、多分あのころというのは普天間飛行場の返還問題等があって、そこに目が及ばなかったということもありますけれども、あのとき海軍病院が県道81号線にあって、その前に盛り土がされたのです。盛り土がされて、この盛り土を含めて普天間3区、新城、喜友名側に盛り土が、土なのかわかりませんけれども、飛んでくる。県道沿いの住民のほうから私に苦情があったのです。「洗濯物が汚れる、どうにかしてくれ」と。洗濯物が汚れるという苦情だったのです、最初は。建物の解体をした後に、あの盛り土に、そこに残骸が捨てられていたかもしれない。あるいは、置かれていたかもしれない。あの当時、国はそういったものを養生もせずに。そういったレベルなのです。だから私はしつこく何回も大丈夫か、養生はしているのですか、国にも県にも、市にも強く訴えているのです。 今回、昨年10月20日に日米地位協定環境補足協定というのが日米間で合意されました。この環境補足協定、何が日米間で合意されたのか。これはさきの仲井眞知事佐喜眞市長も、あわせて国に環境補足協定の件で合意に向けて要請にも行っています。環境補足協定で何が日米間で合意されたのか、お尋ねします。
    ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 御質問にお答えいたします。2014年10月20日に発表された日米地位協定環境補足協定の実質合意の概要につきましては、ポイントとして2点ほどあります。 まず、1点目です。環境基準について、同基準は日米両国または国際約束の基準のうち、より厳しいものを一般的に採用する。2点目につきましては、立ち入りについて現に発生した環境事故後の立ち入りや土地の返還に関連する現地調査、文化財調査のための立ち入りの2つの場合において、日米の当局が米軍施設・区域への適切な立ち入りを行うための手続の作成、維持などが主な内容となっております。以上が実質合意の概要でございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 先日、環境市民団体と私は、県と外務省沖縄事務所に、この環境補足協定の件で要請に行ってまいりました。沖縄市のサッカー場の事例、国の隠蔽体質あるいは各地方公共団体のフットワーク、これはやはり私たちが跡利用をする上で、あるいはその地域に住む上でとても大事なことなのです。外務省に行った際に痛感したのは、日米地位協定の当事者である外務省が余りにも環境補足協定について情報がわからないと私たちに答弁したのです。「皆様方の要請を受けて、きちんと上に伝えます」と。何のための外務省かと。外務省の外が違うのではないかなと強く指摘もしました。防衛省しかり、外務省しかり、こういうレベルで私たち沖縄は、ウチナーンチュは帰った後の跡利用、その前の支障除去でさえも非常に注視をしていないといけない。国がどれだけ力を入れて支障除去をやっているかということを検査していかないといけない、このことを非常に強く痛感しています。 この環境補足協定、今、部長が言われた日米の環境基準の厳しいほうを採用する。返還前の立ち入りが可能になるということですけれども、返還前の立ち入り、市はどれだけされましたか。西普天間においては、鍵がかかって容易に入れない。市のほうは、教育委員会の答弁では、もう上辺の調査は済んだということもありましたけれども、私はこの環境補足協定という名のもとで負担軽減という位置づけでされるということに対して、大きな懸念を持っているのです。市長、いかがですか。仲井眞知事環境補足協定に関して昨年要請に行って、沖縄の土壌全てがいろんなものが埋蔵されている。埋蔵という言い方変ですけれども、捨てられている、廃棄されているということがあります。西普天間住宅地区をきちんと跡利用できるために、その前の支障除去というのを徹底してやってほしいということを要望しますけれども、この環境補足協定に関しての市長の見解をお伺いできますか。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 御質問にお答えいたします。環境補足協定が正式合意されれば、返還前の文化財調査を含む現地調査に関する立ち入り手続が日米間でルール化されることから、今後、返還が予定される基地の跡地利用計画が円滑に進められ、また起きてはいけない環境事故が起きた場合についても、速やかに立ち入りが可能となれば、調査や対策が円滑に行われるものと考えております。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 跡利用に関しては円滑でいってほしいですけれども、この支障除去に関しては円滑というよりも、私はきちんとやってほしいということを要望して、次の質問に行きます。 次、跡利用ですけれども、跡利用に関しても、さまざまな論点から識者も含めていろんな方々が新聞投稿などもされています。なかなか跡利用に関しても、前市長あるいは元市長の時代につくった図と、佐喜眞市政になってからの図がもう一変しています。跡利用の情報は国、県、市、地権者間には行き渡っているかもしれない。しかし、一番重要な市民に対して、情報がきちんと公開されているのかという部分では、まだ懸念があります。 さきの委員会において、このキャンプ瑞慶覧跡利用計画に関する基本計画が答申が出されました。市でも庁議決定されています。その庁議決定された図面を見てみると、以前議会で提示されたような図面が示されています。海軍病院のそばに人材育成ゾーンがあって、真ん中に国際医療拠点ゾーンがあると。さほどかわりばえのしない図面となっていますけれども、このとおり進めていくということで理解してよろしいのでしょうか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 御質問にお答えいたします。跡地利用計画の策定につきましては、平成25年4月の統合計画において、平成27年3月末の返還が決まり、約2年間で地権者説明会を6回、アンケート調査を4回、地元協議会を9回、検討委員会を2回、策定委員会を専門部会を含めて3回開催し、国際医療拠点ゾーン人材育成拠点ゾーン住宅等ゾーン、都市公園等のゾーニングを定めた跡地利用計画が決定しております。今後は、決定した跡地利用計画をもとに、地権者、国、県、各事業主体と密に連携して、跡地開発に取り組んでまいります。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) この4者での協議、何回も詰めてください。何回やっても大丈夫です。ただ、一番大事なものは、その中に市民への情報公開というのが抜け落ちていませんか、部長。私ら何にも知らないのです。この4者間は何回も協議を持たれて、跡利用に関して計画は進めているかもしれない。しかし、市民、県民はどうなのですか。国が旗を掲げて重粒子線がん治療センターを立地しようとしている。これ市民だけの問題ではないですよね。私たち市民に対しての情報公開は、ではいつするのですか。一回でもされましたか。市民への情報公開もきちんとすべきだということを要求しますけれども、いかがですか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 御質問にお答えします。特に地権者571名に対しては郵送で報告しております。そして、市民、県民に対しては、市のインターネットを通じて提示しております。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 市民の全てがインターネットを見られる環境にはないのです。洗濯物が汚れるからどうにかしてくれと言った高齢者の方も、インターネットを見られる環境にあるかどうかわからない。だから、電子版だけを使ってやる。それもいいでしょう。しかし、あれだけ見ても、同じ図面しか載っていないのです。細かい情報は、ホームページにも載っていないのです。こういった感じで進めていくというもので、国際医療拠点ゾーンと言われたら、私でもはい、大賛成と手を挙げます。だって国際医療先端ゾーンなのだから。 ところが、ふたをあけてみると、前市政、元市政では出てこなかった重粒子線がん治療センターというのが突如出てきた。これは私たち5名の会派で、佐賀県鳥栖市のほうに行って、九州国際重粒子線がん治療センターというのを視察に行ってまいりました、みんながっつり。全国にまだ4カ所しかない。群馬大学と千葉県、兵庫県、佐賀県鳥栖市、まだ4カ所しかない。千葉県と兵庫県は重粒子線がん治療と陽子線がん治療、幾つかの種類をやっている。佐賀県鳥栖市においては、普天間と類似した重粒子線がんセンターということで、私たちは鳥栖市のほうを視察に行ってまいりました。 ところが、中に入れてもらえなかったのです。放射能施設だから、擁壁、外壁は2メートルのコンクリートの壁でつくられているのです。2メートルの壁ですよ、外壁が。何を意味するのか。何かのトラブルのとき、事故のときには危険だから、これだけ分厚い壁でつくられているのです。70年間も待ち望んだ私たちの土地が帰ってくるのに、70年ぶりに。それが突然このようなものの立地が計画されている。がん治療施設というのは、私は否定はしません。ところが、余りにも情報が少ない。 ある医師が、新聞の論壇に出しています。これ市長も、部長も見ていると思いますけれども、専門家の医者でさえも、この重粒子線がん治療センターについては懸念を少し発表されているのです。どういった懸念か。なぜか日本だけが突出している、この重粒子線治療については。世界に目を転じても、わずか2つの施設、中国とドイツにしかない。1つの国で1カ所程度で十分であると。しかし、日本では、既にもう5施設も稼働している。世界の常識から考えられないこの乱立の状況に、放射線治療の専門家からも大きな疑問と苦言が絶えないというのを琉球新報の論壇で當銘医師という方が投稿しています。 今、県も、あるいは市もそうかもしれませんけれども、この重粒子線センターの運営の部分だけにしか目が行っているのではないか。治療費が高い。佐賀県の重粒子線センターもそうでした。まだ開設して3年しかたっていませんけれども、もう運営に苦慮して隣の福岡県議会に補助金の申請をして、これが認められて、隣の福岡県議会からの補助金で運営を賄う。そのようなことに対して、私はもっと情報を提示して、出してほしいということを言っているのです。海軍病院と挟まれた人材育成ゾーンのこともありますけれども、少し視点変えますけれども、今回、知事がかわって、この跡地利用の計画において何らかの影響があるのかどうかお伺いします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。知事がかわったことによる跡地利用計画への影響についてでございますが、現在の沖縄県との関係につきましては、翁長知事を初め基地跡地担当部署とは連携した取り組みで進んでおります。業務の遂行に当たっては、特に変わってはならないと思います。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 佐賀県鳥栖市の九州国際重粒子線センターの内容は、鳥栖市が固定資産税も20年間減免をする、その施設使用者に対して。法人税も30年間減免をするという非常に手厚い措置があったのです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今回、この国、県、市あるいは施設の使用者、4者の役割分担あるいは負担の割合というのは、どの辺まで煮詰めているのですか。市の負担はあるのですか。佐賀県鳥栖市のように、では固定資産税を減免しよう、あるいは法人税を減免しよう。持ち出しの分がなくても、このような減免措置も考えているのかどうか、答弁ください。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) おはようございます。桃原功議員に答弁申し上げます。まず、この役割分担でございますけれども、6月議会でも答弁申し上げましたけれども、この国際医療拠点ゾーンへの重粒子線治療施設導入につきましては、現在県が進めている事業でございます。県は、昨年度、平成26年度に重粒子線治療施設設置基本構想を策定しており、今年度は重粒子線治療施設設置検討委員会を立ち上げ、この事業方式、公設公営であるのか、公設民営等の事業方式や県民が受診しやすいような県民負担軽減策等を検討しているところでございます。国は骨太方針2015に基づきまして、関係府省庁及び関係団体で構成する協議会を設置いたしまして、この国際医療拠点構想の具体的な検討を進めているところでございます。本市の役割といたしましては、今後になるかと思いますけれども、この合意形成をとるための地権者説明会を開催するなど、側面から協力していきたいと考えてございます。 桃原議員の市の負担はどうなるかという質問でございますけれども、県が進めている事業で、県の構想といたしましては、国の補助金を活用した公設民営方式等を検討しているようでございますので、本市の負担はないものと認識しております。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ さらに、固定資産税の減免等でございますけれども、現在、運営方式がまだ決定してございませんので、仮に公設民営という形で県が土地を取得して、県が建物を建ててという場合になると、県の場合は非課税団体でございますので、固定資産税は課税されませんので、その辺については運営がどうなるかで、また固定資産税の減免等も変わってきますので、その後、あくまでも現在、県が導入を検討している状況でございますので、県がどういう形で、どういう方式で導入を決定するのかを見きわめながら、宜野湾市としても対応はしていきたいと考えております。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 私もこの施設まだ認めてはいません。これから始まるであろう跡地の支障除去から始まって、跡利用に入っていくわけですけれども、佐賀県鳥栖市あるいはこの議会が終了後、来月には総務常任委員会でも千葉県の重粒子医科学センター、あるいは経済建設常任委員会が兵庫県の粒子線医療センターをそれぞれ視察に行って調査をする予定ではあります。また、機会を設けて12月議会でこういった質問ができるかどうかわかりませんけれども、徹底的にチェックはしていく予定です。 ただ、感じるのは、情報がやっぱり少ないということなのです。支障除去に関しても、跡利用に関しても、いつも4者だけ。肝心な市民が抜け落ちている。県民が抜け落ちている。それを強く指摘します。ウエブだけ出しても、ウエブを見られない環境の人もたくさんいるということを認識してください。だから活字にして市報に載せる、あるいは公民館に配布をする。広く市民に情報は提供できるように要請をします。このことについて回答いただけますか。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 御質問にお答えします。 先ほどインターネットしか言いませんでしたけれども、市報についても9月号に載せております。そして、今後、市民とか県民に対しては、なお一層情報の共有化ができるように取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) ぜひお願いいたします。 あと、人材育成拠点ゾーンの配置についてお尋ねをしてまいります。さきのこの図面に関しては、海軍病院のそばに人材育成ゾーンが来ています。つまり海軍病院と国際医療拠点ゾーンの間に人材育成ゾーンが今、挟まれている図面になっているのです。このことに対して、私も、済みません。懸念ばかり持っているのですけれども、どういうことかというと、海軍病院の後ろにヘリパッドがあるのです。海軍病院のホームページを見てみると、海外で最大規模の病院だということを海軍病院はホームページで掲載しています。私も家にいるときに、住宅の北西側からヘリのホバリングの音が聞こえてくるのです。普通騒音は、爆音は音が流れていきますよね、ヘリにしてもオスプレイにしても。ところが、夜間が多いのです。夜間、私の住宅の北西側からヘリの音がずっと聞こえる。考えてみたら、グーグルアースでチェックしてみたら、この海軍病院の北西側にヘリパッドらしきものがあるのです。知り合いを通して確認したら、確かにあそこはヘリパッドだということは確認できているのです。 そうすると、ヘリパッドがあるところに、あえて普天間高校を移設するのかということになるのです。確かに病院ですから、始終ヘリが来るわけではない。始終来るわけではないけれども、何かのときには、ここに緊急のヘリが着陸をする、あるいはオスプレイが着陸をするということが想定されているのです。騒音だけではない。墜落、着陸失敗のケースもずっと出てきています。そういった懸念もある。だから、あえてリスクの高いところに移すことを、配置がえを再考すべきではないかと、配置を再検討すべきではないかというふうに思っているのです。そのことについて、今の図面だと海軍病院と国際医療拠点ゾーンに挟まれて普天間高校が配置されているのです。その懸念を受けて配置がえを検討していくという考えはお持ちなのか、お尋ねします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 御質問にお答えいたします。人材育成拠点ゾーンにつきましては、普天間高校の移設が検討されており、西普天間住宅地区における字普天間へ配置することが望ましいとの要望に沿った配置計画案を地権者や地元協議会の同意を受けて計画しております。隣接する国際医療拠点ゾーンや重粒子線がん治療施設や、従来病院の配置計画につきましては、地域が安全安心に過ごせる場所でなければならないと認識を持っており、各事業所と調整してまいりたいと考えております。また、海軍病院の急患者用、緊急のヘリパッドにつきましては、図面等で海軍病院の南西側の位置にあるものを確認しておりますが、騒音については沖縄防衛局や県教育委員会とともに調整を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 騒音は防衛局と調整して軽減できるのですか。できないでしょう。こんな軽々しい発言しないでください。どれだけ県民が、市民が騒音に悩まされているか、危険にさらされているか。今、部長は、安心安全な場所に配置をしたいと言っていました。ヘリパッドがあることによる騒音だけではないのです。これも2015年6月4日の地権者による論壇の投稿ですけれども、去年の10月末にキャンプ桑江内で起きた銃器を所持した海兵隊員による立てこもり事件がありました。要は、世界に出動している米軍の負傷者が、海軍病院で手当てをする。傷の手当てだけではなくて、心身の病もあるわけですよね、PTSD。この立てこもり事件がPTSDだったかということは出ていませんけれども、そういった懸念も海軍病院にはあるわけです。 片や2メートルの外壁でつくられた放射能漏れのリスクもある施設のそばに、では高校を置くのかということを考えると、安心安全を考えると、私はこの位置に人材育成ゾーン、普天間高校を置くというのはどうなのかなと。当初、高校のOBの方々が署名活動していました。私ももろ手を挙げて署名にサインしました。普天間高校が手狭で厳しい環境にあるというのを知っているから、市立普天間小学校とグラウンドも併用して使っている。だから、あっ、広いところに移るのだったらいいよということで署名にはサインしましたけれども、実際に図面を見てみると、非常にこの位置でいいのかなということを危惧しているのです。だから、今、部長が言ったように、安心安全を第一に考えるということであれば、この配置がえもぜひ再検討してほしいということを強く要望しておきます。 次の質問に移ります。普天間基地の返還についてお尋ねしますけれども、今、国は、沖縄の基地の負担軽減という名のもとで、KC-130空中給油機は全て岩国に移したということを強調しています。しかし、市長、実態は、騒音、爆音は軽減していないということを私は実感しているのです。22時以降の何回もの騒音、あるいは早朝の騒音、そういったものを考えると、KC-130が移ったところで騒音の実態というのは軽減されたということを余り感じていないのです。そのことに関して市長の見解というのをお伺いしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 御質問にお答えいたします。普天間飛行場に配備されておりましたKC-130空中給油機全15機につきましては、平成26年7月から8月にかけまして山口県の岩国飛行場への移駐が完了しております。KC-130空中給油機の移駐以前の平成25年度と移駐以後の平成26年度における航空機騒音の回数を比較しますと、滑走路の両端にある上大謝名と新城においては、平成25年度が年間4,244回、平成26年度において524回と騒音回数が減少しており、本市としましてはKC-130空中給油機全15機の移駐は、普天間飛行場の危険性及び基地負担の軽減に一定程度つながっているものと考えております。 しかしながら、移駐後においても、KC-130空中給油機や外来機の飛来が夜間を問わず低飛行や旋回飛行を行っております。そのために基地政策部にあります基地被害110番に市民から多くの苦情が寄せられており、佐喜眞市長が8月14日と9月7日に沖縄防衛局に直接抗議をしたところでございます。そういう現状も依然としてあることを踏まえ、今後も引き続き日米両政府に対しKC-130空中給油機の移駐の効果が損なわれないよう求めるとともに、普天間飛行場の運用については市民の気持ちや生活に最大限に配慮するよう強く求めてまいります。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) チュウジュク求めてください。何回も何回もしつこくチュウジュク求めてください、返還を。形式的には、確かに形的にはKC-130が移ったということで国は強調していますけれども、実態はそうではないということを市長も、基地対策部長も御認識をしていただきたいと思います。 次の質問ですけれども、今回の辺野古の工事について、国は1カ月の中断で、もう再開していますけれども、その間、佐喜眞市長は、この集中協議に関して何らか訴えたいと。同じく名護市長、稲嶺市長も、この集中協議への参加を要請していました。佐喜眞市長も、そして稲嶺市長も、その集中協議への参加は認められなかったわけですけれども、たらればの話で恐縮ですけれども、この集中協議に参加できていたら、市長として何を国に訴える予定だったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) おはようございます。ただいま桃原功議員の御質問にお答えいたしますが、知事に対して私は、8月22日に記者会見を行いましたが、集中協議の場において、いわゆる原点の見解の違いがございました。だからこそ8月22日を境に県知事に対して、ぜひ宜野湾市の要望を受けてほしいということをお願いしてきたつもりでございますが、残念ながらその週あるいは翌週にも、知事とのアポイントメントはとれずに、8月29日に菅官房長官に、9月2日に出した翁長知事と同様の要請を行ってまいりました。本来は29日の集中協議の場において、宜野湾市の思いというものをぜひ協議していただきたかったのが本音の部分でもございます。 その理由は、当時、1996年4月13日の新聞の報道でもございます。その前日12日に、いわゆるSACOの中間報告がございました。その当時の知事は太田知事でございまして、少し新聞の記事を引用させていただきますけれども、「県内移設がどのような形になるかは何とも言えない。より望ましいのは、無条件返還だが、厳しい情勢の中で、それを県が望めば普天間基地の返還は実現できない。だが、なぜ普天間基地の返還については、普天間が街のど真ん中にあり、人命の危険への懸念が強い。その懸念を解決できる3段階の返還の第1段階である普天間の返還は、他の施設の返還にもつながる」ということで、いわゆるSACOの合意の原点というものが、街のど真ん中にある普天間飛行場が危険だから、人命に対して極めて危険性の高い基地があるから、そして県民が一番優先的に望んでいるのが普天間飛行場の返還であるということからして、集中協議におきまして、この原点は忘れることなく、人命をまず最優先していただきたいということで、集中協議の場において宜野湾市長として発言を許していただきたいという御要望をさせていただきましたが、名護市長については私はちょっと確認をしておりませんので、ただ県知事も、あるいは政府も、普天間の問題というものの原点というのも理解をしていただきたいと思いますが、残念ながら翁長知事におかれましては70年前のいわゆる基地の大きな沖縄の歴史観の中の問題の中で組み込まれていると。そうではなくて、やはり普天間飛行場の返還の原点というのは、街のど真ん中にあるからこそ危険だということを訴えたかったわけでございます。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 市長の強い思いは理解できました。ところが、今のお話の前に一番の原点は、1995年のあの事件を受けての後、当時の橋本・モンデール会談で、太田知事にどこが一番返還されたほうがいいのかと。当時の知事は、普天間が一番危険だということで普天間を要求するわけですけれども、そのときには移設の交換条件なかったのです、一番最初は。やはり沖縄から少しでも基地をなくしていこう、負担軽減していこうということが目的で、1995年の事件を受けて橋本・モンデール会談で普天間の返還が決まったわけです。その後に米国側が、県内移設の条件を付してきたのです。その答弁なのです、太田さんの答弁というのは。だから一番の原点は、1つずつ、少しずつ基地をなくしていくということが市民、県民の強い願いなのです。それをあたかも辺野古移設がありきで、国の姿勢に対して県民は憤りを感じ、怒りを爆発させて、辺野古の座り込みに至っているわけです。そのことを改めて御認識をお願いしたいと思います。 市長が常々言う普天間の固定化があってはいけないという発言もあります。市長にお尋ねしたいのですけれども、固定化を避けるためには辺野古に移設をしてもいたし方ないのかどうか。もうこれまで市長はずっと普天間の固定化はあってはならないということを言っていますけれども、その現実というのは、辺野古へ移設しても仕方がないということで捉えてよろしいでしょうか、お答えください。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) お答えいたしますが、まず私としてやるべきことは、この普天間が絶対に固定化はあってはならないということを政府に訴えてきたわけでございますし、原点のお話をさせていただきましたけれども、当時、いわゆる中間報告のときでも、当時の市長、桃原宜野湾市長は、この移設先については政府が責任を持ってやるべきだというような回答もされている。私もそのような意見でございますし、少なくても政府の責任として、この普天間飛行場を返還し、しっかりと市民に対して、いわゆる危険性、あるいは基地負担軽減というものを目に見える形で実現するのは、私は政府の役割だと認識しております。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) ただ、市長が言われる発言というのが、普天間と辺野古を強引に結びつける政府の論法に乗じているようにも私は聞こえてしまうということがあるのです。だから県民の世論あるいは宜野湾市の世論というのは、去年の選挙で示されたように、沖縄にこれ以上基地は要らない。普天間の固定化だけではなくて、沖縄にも基地の固定化要らないというのを市民の世論、県民の世論ということが強く示されているということを認識していただきたいと思います。 後の質問も幾つかあるのですけれども、ちょっと時間が少なくなってきましたけれども、公共施設についてお尋ねをします。公共施設の使用について、もう質問書は出していますので、御答弁だけいただけますか。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時52分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午前10時52分) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) さきに1階のホールで写真展を開催しようとしたとき、戦後70年で被爆者の講演会をしようとするときに、私、ポスターの掲示を断られたのです。なぜ公共の施設に関して断られたのか、答弁等を下さい。 ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) おはようございます。桃原功議員の御質問にお答えいたします。庁舎1階ホールの借用につきましては、企業等の営利を目的としないもので、公共性があるものと認められたものについて借用の許可を行っております。基本的には市が主催、共催または後援する事業や観光庁、他の地方公共団体、文化団体等の事業に関するもので、借用申請につきましては市が主体等の場合は関係各課や関係部署が職員ポータルを通じて申請を行います。市が主催等以外の団体様からの借用申請につきましては、借用主体団体様から関連する担当部署を通じて同様に申請をしていただき、担当部署と総務課との協議により許可等の判断を行うものであります。 今回、1階ホールの使用ができなかった状況につきましては、担当部署より正式に申請がなかったと判断されます。なお、ポスター掲示につきましては、担当部署よりポスター掲示についての御依頼がございましたので、掲示をさせていただいております。以上です。 ○議長(大城政利君) 桃原功議員。 ◆18番(桃原功君) 地方自治法の244条、同条2項、同条3項、承知していますか。私が断られた理由、それに違反していませんか。答えてください。 ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) お答えいたします。承知をしております。ただし、公の施設ということでございますが、この庁舎は公の施設には該当しないと。これにつきましては、逐条地方自治法の中にございまして、ちょっと読み上げます。「たとえ公の目的のために設置された施設であっても、住民の利用に供することを目的としないものは公の施設ではない。したがって、純然たる試験研究所、庁舎等とは公の施設ではない」と、これは地方自治法の逐条のほうに解説されております。庁舎は、直接住民の利用に供している施設ではないと考えています。庁舎を利用しているのは行政体であって、住民は行政が庁舎を利用して行うサービスを受けているという考え方のようでございます。以上です。     (桃原功議員「庁舎は市民が利用しているでしょう」と呼ぶ) ○議長(大城政利君) 以上で18番 桃原功議員の質問を終わります。 ○議長(大城政利君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時56分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午前11時06分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。9番 米須清正議員の質問を許します。米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 皆さん、こんにちは。一般質問初日の2番目、議席番号9番、結・市民ネットワークの米須清正でございます。会派5名中4名が初日ということもあり、少し緊張しています。なるべく午前中で終わらせていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ただいま議長よりお許しをいただきましたので、通告してあります1番から6番まで順を追って進めてまいります。 まず初めに、長田地区コミュニティ供用施設・児童館建設の進捗状況と児童館運営について。長田地区コミュニティ供用施設・児童館の複合施設が、来年1月着工に向け雨水排水路の工事が行われていますが、着工するまでの工程はどのようになっているか御答弁をお願いいたします。1番目、施設基本実施設計、2番目、事業認定申請、3番目、地権者との用地交渉について、進捗状況をお願いいたします。あとは自席にて質問を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) おはようございます。米須清正議員の御質問にお答えいたします。現在の進捗状況について御説明いたしますが、施設の基本実施設計を8月末で完了してございます。今後、繰り越しの手続を経まして、防衛局の補助金交付決定後に入札手続を済ませ、その後、12月議会に契約承認についての議案として上程をさせていただく予定でございます。また、用地取得につきましては、地権者2名ございますが、2名の合意を得られておりますので、県への事業認定、その後、国税との事前協議を経て、用地購入の契約を行う予定でございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 部長、ありがとうございます。施設基本実施設計が8月末で終わっている。それから、事業認定申請が9月から12月までと。用地交渉は2人の地主さん、了解済みということで認識いたしました。ありがとうございます。 それでは、次に、平成27年1月の資金計画で、自治会負担金が1,800万円、8月の資金計画、約2,200万円、8カ月で400万円増になっていますが、材料費、賃金の高騰だと思われますが、自治会負担分は2,200万円でおさまりそうですか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 米須議員にお答えいたします。長田コミュニティ供用施設及び児童館の実施設計は、先ほど申し上げましたように平成27年8月で終了しております。その設計に基づきまして、事業費を再計算しておりますので、現段階におきましては自治会の寄附金は2,200万円を予定してございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) どうもありがとうございます。というのは、自治会負担金が2,200万円と、そういった金額が予想できれば自治会の計画も出せると思います。ありがとうございます。 次に、施設の維持費、特に光熱費の件でお伺いいたします。各自治会の防犯灯LED化により、多少電気料金が削減されたと思われます。しかし、それでもまだまだ光熱費は高い。それに夏の期間が長い沖縄では、どうしてもエアコンを使用しなければ施設内での行事はできません。そこでお聞きしたいと思います。施設の空調設備GHP(ガスヒートポンプエアコン)の活用は考えたことはないですか。今や本土の学校でGHPの導入が進んでいるそうです。 ここ宜野湾市では、宜野湾市の社会福祉協議会がことしから導入しています。GHPの電力消費量は標準型で、EHP、すなわち電気です。電気の10分の1以下であり、発電機搭乗型であれば電気はほとんど消費しない。夏期に最も電力を消費する空調分野で電気消費量が少ないため、ピーク時に電力を直接的にカットする。EHPにまさる高効率空調機なので省エネ性も高く、クリーンエネルギーの都市ガス、LPガスを燃料としていることから、環境性にもすぐれる。ランニングコスト面でも使用時間が限られているメリットが大きい。災害対応でGHPは力を発揮する。停電時、電源自立型GHPを設置すれば、停電しても空調と照明などに電力が供給できる。設置するGHPがLPガス仕様であれば、災害対応力がさらに高まる。電気や都市ガスがとまっても、LPガスへ構内のバルク容器やシリンダー容器から供給できるからだ。行政は災害対応の点からも、エアコンGHPを検討する必要があると思われます。いかがですか。 それに、長田地区コミュニティ供用施設・児童館の施設基本、実施設計は終わり、防衛局に補助金申請中ということをお聞きしましたが、これからの施設への空調設備取りつけを考えてみてはいかがでしょうか、当局のお考えをお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。米須議員からありましたけれども、長田地区コミュニティ供用施設及び児童館の実施設計は8月で終了しておりますので、当施設へのGHPの導入となりますと、実施設計の変更が必要になり、事業のおくれが想定をされるため、当事業への設置は厳しいと考えております。ただ、議員から提言のありますGHPそのものにつきましては、ランニングコストを抑えることのできる空調設備ということにつきましては十分理解をしておりますので、今後の学習等供用施設などの施設整備において導入が可能なのか、活用していくことができるかどうか含めて検討させていただきたいと考えてございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 先ほども言ったのですけれども、長田区公民館と児童館の施設にはちょっと遅過ぎたということで、ぜひこれからも何かほかのコミュニティ施設とか買いかえのときなんかも、またこれを考えてもらえばいいかなと思っています。よろしくお願いいたします。 それでは、次に行きます。「みんなで考えよう、協働してすすめるまちづくり」新公民館、児童館の複合施設を活用した子供たちの健全育成と学力向上につなげる。公民館・児童館に期待することをテーマに、7月29日、「夢・希望を育む長田区地域懇談会」が行われました。「行政との協働」、「住民どうしで協働」、「各種組織・団体との協働」が一体となり、すばらしい地域をつくっていこうという話し合いが持たれました。学校、保護者、地域の3者で新しく建設される公民館、児童館について、ワークショップ形式で和気あいあいと話を実施いたしました。その場所では、また佐喜眞市長の挨拶もあり、宜野湾市のモデルとなってほしいとの言葉がけもあり、参加者の皆さんはとても心強く思ったと思います。 テーマ、こんな公民館、児童館になったらいいな。みんなでアイデアを探し、6グループに分かれて約1時間でまとめました。まず初めに、1番目に学習ができる場となってほしい。その中には、体験活動の充実、地域を生かした活動、方言教室の開設、夏休みの学習スペース(学習室や読書室)。それから、2番目に交流の場。子供たちだけでなく、大人やお年寄りと交流できる場、異年齢の交流、異世代間の交流、異文化との交流。3番目に、料理の場。老人クラブと子供たちの郷土料理教室、お弁当づくり。4番目に、催し物の場。ディベート大会の開催、夏祭り。それから5番目に、支援の場。子育て支援の場、親育てのできる場。それから、6番目に人材の活用。大学生を学習支援に活用、人材バンクの創設、児童館の職員を長田の人材で雇用する。7番目に、楽しめる施設、工夫した設備のある場、登下校時の際に活用できる場所(安全な見守り、送迎の子供への対応)。より多くの住民が利用できる場。幼児から中学生が縦割りで活用できる場。このようなさまざまな意見や願いがありました。当局として複合施設ができ上がった場合、どのような構想をお持ちですか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 福祉推進部長。 ◎福祉推進部長(國吉秀子君) こんにちは。米須清正議員の御質問にお答えいたします。児童館は、御承知のとおり、児童福祉施設として地域の全ての児童に健全な遊びを通して、その健康増進、または情操を豊かにすることを目的とする施設として児童福祉法でも定められています。長田区自治会が管理運営するコミュニティ供用施設と児童館を一体的に整備することで、先ほど議員の御質問の中にもありました世代間の交流、それから老人クラブや青年会、地域住民と児童との交流が図られ、地域の連帯が強化されることを期待しています。昨今、核家族化が進む中、高齢者の方々と児童との接する機会も少ないこともありまして、触れ合う機会をつくり、情操豊かな次世代の人材育成に努めたいと考えております。 また、児童館では、各種のクラブ活動を予定しており、先ほどもございましたが、空手や三線などの伝統芸能なども取り入れていきたいと考えております。講師には地域の人材の活用も図っていきたいと考えております。 さらに、毎年、児童館で現在行っております公民館まつりも、公民館と連携して地域の活性化につなげていきたいと考えております。また、児童館には保護者が仕事等により、昼間家庭にいない小学校等に通う子供たちの健全な育成を図る放課後児童クラブも併設いたします。長田地区コミュニティー供用施設と児童館の合築については市としても初めての試みであり、市長からもお話がありましたとおり、地域で児童を育むモデル施設となるよう、今後とも地域と連携を図ってまいりたいと存じます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 部長、ありがとうございます。長田区は人口が約1万人、そして近くには琉球大学、沖縄国際大学があり、1行政区で小学校、それから隣には建築中の保育園、そして自治会、お互い連携し合いながら、協働ですばらしい環境になることを願って、この質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。 それから2番目、宜野湾市プレミアム付商品券発行事業について。この件は、6月議会一般質問に引き続き、商品券発行事業についてなのですが、流れとして7月29日、専用はがきでの申し込み、8月中旬、抽せん、8月下旬、配分が決まり、9月1日からあしたまで、16日までの指定されたコンビニで商品券の購入の流れになっています。実際に1人5冊予約したのが3冊、2冊というふうになったのは、申し込みが多かったのか、また抽せんでなのか、商品券の配分はどのように行われたか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 米須議員にお答えいたします。7月29日から8月12日の間、商品券の購入予約希望冊数の受け付けを行ったところ、発行総冊数の5万冊に対しまして、8万5,061冊の購入予約希望がございました。よって、市では希望冊数の削減調整、削減調整と申しますのは5冊及び4冊希望者には3冊、3冊希望者には2冊、2冊及び1冊希望者はそのままということでございますが、削減調整を行い、発行総冊数の枠内におさめてございます。削減調整に当たりましては、なるべく多くの市民に満遍なく購入希望者に可能な限りの購入冊数を割り振ることで調整をしてございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 5万冊に対して8万5,000冊と、すごいですね。これは発行数より上回ったということになるわけですが、それだけ市民への通知がよかったわけですよね。御苦労さまでした。お疲れさまです。 次に、商品券取り扱い店舗。現在の大型店舗、中小店舗の登録している件数は何軒ですか。また、事業所の募集は11月30日まで受け付け可能となっていますが、その取り扱い店舗、ガイドブック以外の登録店舗名を市民にどのようにお知らせするか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。商品券取り扱い店舗登録状況につきましては、9月15日、本日現在でございますが、大型店舗が14軒、中小店舗が400軒の計414軒の登録となってございます。8月7日までに登録をいただきました店舗については、取り扱い店舗ガイドブック、こちらのほうになりますけれども、ガイドブックにて市民に周知を行っているところですが、それ以降の登録店舗につきましては市ホームページ上での登録店舗一覧を随時更新するとともに、登録店舗側におきましても店頭でののぼり旗の設置、あるいは取り扱い店舗ポスターを提示することによって、市民に周知を図っております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 現在、大型店舗が11軒ですか、それから中小店舗が400軒、計411軒。店舗の受け付けは11月30日まで、その件で市民へのお知らせは各店舗でのぼりとか、それからポスターとか張って対処するというのを聞き安心しました。ありがとうございます。 それから、各事業所の商品券の換金方法は、どこで、それといつまでなのか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) お答えする前に、米須議員、大型店舗につきましては、14軒ということでございます。よろしくお願いいたします。 お答えいたします。商品券取り扱い店舗で使用されました商品券の換金については、平成27年9月1日から来年、平成28年1月29日までの間に、市内の金融機関窓口へ使用済み商品券と換金請求依頼を提出していただき、換金の受け付けを行ってございます。その後、市から事前に登録をいただいた指定口座へ換金額の振り込み支払いが行われます。なお、一部の大型店舗、サンエーとかになりますけれども、大型店舗につきましては多くの商品券の換金が予想されることから、金融機関窓口ではなく、市が直接換金受け付けを行い、その後、事前に登録をいただいた指定口座への換金口座の振り込み支払いとなってございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) ありがとうございます。直接金融機関で換金できるかなと、すぐに現金と交換できるかなと思ったら、そうでなかったわけですね。よくわかりました。ありがとうございます。 では、次に、今回のプレミアム付商品券発行事業に当たって、市民からどのような問い合わせ、クレームとかありましたら御答弁をお願いできますか。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) お答えいたします。市民からの問い合わせにつきましては、商品券の内容、予約方法、あるいは購入場所についての多くの問い合わせがございました。また、クレームにつきましては、先ほども若干報告申し上げましたが、商品券予約受け付けの際に多くの購入予約希望が寄せられたため、当初の希望冊数から削減調整を行っていますが、購入引きかえ通知後に削減され、割り当てられた冊数についての不満と申しますか、クレームがありました。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) ありがとうございます。発行数よりも応募者が多かったということでこういった感じになったと思います。全市民に行き渡ったということで認識いたします。 今回の商品券発行事業、商品券の一般販売までちょっと時間はかかりましたけれども、何の混乱もなくスムーズに、確実に市民へ行き届いたと思います。本当にありがとうございました。 では、次に移ります。3番目、男女共同参画支援センターふくふくの駐車場整備についてお伺いいたします。聞くところによりますと、男女共同参画支援センターの駐車場の確保できる車の総台数は77台とお聞きしました。ふくふく側の駐車場整備もされてなく残念でありますが、整地すればもっと駐車が可能になるのではないか。今月契約と聞いていますが、地主と相談をしてはいかがでしょうか、考え方を教えてください。よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 米須議員に答弁申し上げます。このめぶき・ふくふくの駐車場につきましては、米須議員がおっしゃるとおり、現在、第1駐車場、第2駐車場、第3駐車場含めて77台を確保してございます。施設の円滑な運営のためには、駐車場の安定的な確保は必須でございますけれども、現在、地主との調整等で今年度は前半の4月1日から9月30日まで、それと後半は10月1日から翌年3月31日までの契約予定でございます。そのため、この整備に関しましては、どうしても短期の契約になりますので、ちょっと投資ができないといいますか、難しい状況でございますので、これが恒久的に利用が可能であれば、市費を投じて整備も可能になるかと思いますけれども、現在まだ短期短期の契約でございますので、整備はちょっと厳しいかなと考えております。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 契約が9月30日まで、新たにまた10月から翌年の3月31日まで、そういった短期間の契約になるから駐車場の整備はできないと。それでは、10月から新たに契約になりますが、地主さんのほうにちゃんと整地してくれということをお願いして、できればちゃんと駐車場として、今、草が生い茂って、ちょっと駐車場みたいではないですから、行政のほうからお願いできないかなと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。今回、また10月1日の契約に向けて、地主さんとはいろいろ調整しますので、その際、米須議員がおっしゃったような草を刈るであるとか、どのような整備まで可能かどうかは、ちょっと地主さんと相談をしていきたいと思います。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) ありがとうございます。ぜひ地主さんと相談して、もしできれば私も一緒に同行しますので、よろしくお願いいたします。 それから、第3駐車場になるのかな、ふくふく側になるのですが、駐車場から直接施設に入れないというデメリットがあります。そちらのほうをあけてもらうというのはできないかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。これはふくふくと隣接している第3駐車場につきましては、議員御指摘のとおりフェンスが設置されているものですから、この施設を利用する際には、一旦駐車場に面している道路に出て、大回りをして施設入り口に入ってくるという、ちょっと不便さはございます。このふくふくを利用する方とかアメラジアンスクールの方から第3駐車場から直接施設に入ってくるようなことはできないかというような要望もございますので、今回は利用者の利便性を高めるように何らかの形で入り口を設置するとか、ちょっと検討していきたいと考えております。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。
    ◆9番(米須清正君) ぜひフェンスの側から通れるようにお願いしたいと。というのは、例えば駐車するときとか、とめて遠回りして行かないと施設にたどり着けないものですから、ぜひよろしくお願いいたします。では、この件に関しては終わりたいと思います。 次に、交通安全対策について。この件は、6月議会にもお願いはしてありますが、答弁をちょっと聞きたいと思います。まず1番目に、長田1丁目24番付近の3差路への停止線及び標識の設置について。2番目に、県道32号線と市道長田1号の交差点、通称富浜カジマヤーの道路拡張について。3番目に、通学路周辺の信号機前への絵表示、とまれの設置について。 まず最初に、1の件で6月議会にも質問を取り上げましたが、公安委員会への要請はどうなったか、お聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。長田1丁目24番付近の3差路につきましては、ことし6月議会で米須議員から一般質問を受けておりますが、その後、6月30日に宜野湾警察署のほうに停止線及び標識設置についての要請を行ってございます。以上です。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 要請はやったとのことですが、部長もかわったことだし、再度お願いしたいと思います。まず、この交差点は、市道長田7号と市道長田8号が交差する箇所で、どちらが優先道路なのかわかりにくいという交差点になっており、おまけに坂道でスピードが出やすいところです。地域からの声ですが、接触事故や死亡事故もあったそうです。歩道もなく、朝の出勤時は抜け道として利用されています。また、子供たちの登下校の通学路にもなっており、運転手に注意を促す標識が必要だと思います。早急に停止線及び標識設置を再度公安委員会へ要請をお願いしたいと思いますが、いかがですか。同じ答弁になると思いますけれども、よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。当該3差路につきましては、カーブミラー設置や滑りどめ舗装が施されている交差点でございますが、優先道路と交差する道路が坂道でスピードが出やすい上に道幅も広いため、どちらが優先道路なのかわかりにくい交差点となっていると理解してございます。いまだ停止線及び標識設置には至っておりませんが、引き続き宜野湾警察署への要請を行ってまいりたいと考えております。以上です。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) ぜひ早急な設置をお願いいたしまして、次の2番目の件です。この件も6月議会で質問しましたが、交差点完了の今後の予定は用地等補償契約ができ次第とお聞きしましたが、地権者とその後の交渉はどうなったか、進捗状況をお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) 米須清正議員の御質問にお答えいたします。工事を行います沖縄県中部土木事務所へ問い合わせしたところ、用地交渉につきましては現在も交渉中で、今年度中に用地補償完了を目指しているということでございます。また、交差点の工事につきましては、平成28年度着手予定ということでございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 部長、ありがとうございます。地権者との交渉中ということで、予定としては平成28年度着手ということで認識しました。この場所は、以前にコンビニがあって、コンビニが移転して、県道32号、市道長田1号の交差点は、本当に朝夕大混雑を引き起こしています。以前よりも悪くなっていると。早急な拡張工事が必要だと思いますので、当局より関係機関のほうへ要請をお願いいたします。 次に、(3)の件に移りたいと思います。通学路、学校周辺の信号機前の絵の表示、とまれの設置についてお伺いいたします。その前に学校通学路に関して、子供たちの安全確保のために当局の最善の御配慮をいただき、まことにありがとうございます。早速ですが、本題に入りますと、信号機前にはお二人の交通整理ボランティアが一応見ているのですが、飛び出しとかたまに見受けられます。絵表示、とまれの表示があれば、危険性を防げるのではないかと思われますが、いかがでしょうか、よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。米須議員御提案の絵表示は、市販されておりますスリップ防止機能付路面標示用反射ステッカーのことと思いますけれども、各小学校前の横断歩道への設置ということになりますと、実施に向けましては教育委員会あるいは道路管理者との協議が必要と考えております。また、宜野湾警察署の助言も受けながら、今後、検討してまいりたいと考えてございます。以上です。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) ぜひ信号機の下のほうに絵表示のとまれの設置をお願いいたします。 それでは、次に移っていきたいと思います。公園の看板設置(利用、注意など)と志真志ハイツ内の公園入り口のバリアフリー化について。まず初めに、公園の利用時間は何時から何時までですか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。公園の利用時間は、駐車場のあります宜野湾海浜公園、いこいの市民パーク、比屋良川公園、森川公園、佐真下公園、嘉数高台公園につきましては、午前6時に開錠し、午後10時に施錠をしております。公園の施設利用につきましては、午前9時から午後9時半までの時間となっております。施設利用以外の公園利用につきましては、利用時間の制限等は設けておりません。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) どうもありがとうございます。海浜公園とか嘉数高台公園なんかは6時から10時までと。そのほかの公園は9時から9時半までということはよくわかりました。ありがとうございます。 それでは、宜野湾市の都市公園36カ所、その他の公園、その他の公園といいますと住宅供給公社より移管と、開発行為による市への移管、区画整理、ポケットパーク、遊歩道が32カ所となっていますが、今回は都市公園の36カ所の看板設置、公園を利用する際の注意事項の件でお伺いします。何カ所かの公園を見て回りましたが、公園は草も生えてなく、整備もきれいにされていてよかったと思いますが、公園を利用する際の注意事項の看板が設置されているところと、されていないところがありました。できましたら統一して看板の設置をお願いしたいのですが、いかがでしょうか、よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。公園の利用案内の看板につきましては、設置されていない公園や経年劣化等で見づらくなっているものもございますので、今後、統一した看板が設置できるかどうかなどを含めまして調査を行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) ぜひ各公園チェックして、実施に向けて頑張ってください。実は、公園内でペットを遊ばせて、ふんの後始末もしないで帰る常識のない人、それから夜の爆竹の音、本当に迷惑をこうむっています。公園を利用する注意事項の看板が設置されていれば、注意もできるということを感じました。ぜひお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 次に、この件に関しましては、6月議会でも取り上げましたが、志真志にある志真志ハイツ公園入り口のバリアフリー化への改修工事、その後、自治会と地域との話し合いはどのように進んでいますか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。志真志ハイツ内の公園のバリアフリー化につきましては、9月9日に長田自治会長と話し合いを行っております。市といたしましては、長田自治会を初め公園を利用される地域住民の方々の意見も取り入れながら進めていきたいというふうに考えておりますので、今後は現地において長田自治会と地域住民の意見をお伺いしながら、検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 部長、ありがとうございます。近々話し合いが持たれるということなので、ありがたく思います。この公園は、地域の憩いの場で、いろいろな催し物が開催されております。年老いた方、体の不自由な方、ベビーカーでのお子様連れが便利に利用できるように御配慮のほどよろしくお願いいたします。この件に関しては終わりたいと思います。 最後に、側溝の汚物の除去について。この件に関しましては、以前にも取り上げたことがありますが、今回は角度をちょっと変えて質問をしていきたいと思います。台風の影響による大雨、集中豪雨によって道路が冠水し、車が立ち往生する場所が多々あります。私なりに調べてみますと、側溝に汚物や土がたまり、なかなか水が吐けない状況となっております。そういった場所は、当局のほうは把握していますでしょうか、よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。台風の影響による大雨や集中豪雨によって道路冠水のおそれがある箇所については、事前にパトロール等を行っておりますが、側溝の土砂等の堆積は全て把握はしておりませんので、通報などによって把握する場合がございまして、その後、土砂等の除去を行っている状況でございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) 確かにそうだと思います。市全体を調べるのは困難だと思いますが、これまでに自治会からの要請などはあったかなかったか、お聞きしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。浸水被害及び道路冠水については、これまでに地域自治会の要請も受けております。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) どうもありがとうございます。私の提案になりますが、自治会では毎年2回の屋内清掃があります。自治会にお願いをいたしまして、側溝の汚物の点検や除去を頼んでみてはいかがですか。以前と違って道もきれいになっていますし、草を刈るところが少なくなっていると。その場合、問題が1つあります。汚物や土を除去しても、処理ができないので、これまではできなかったと。除去の処分、処理を考えてもらえるのか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。道路の環境美化や清掃は、日ごろ自治会の方々に協力をしていただいているところでございますけれども、清掃後の土砂等の処理につきましては、申し出がありましたら道路管理者のほうで回収を行っている状況でございます。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) では、その汚物と土とか袋に入れてまとめていたら、取っていくわけですよね。よろしくお願いいたします。その辺は、認識いたしました。ありがとうございます。 最後に、長田児童公園入り口、長田公民館建設予定の入り口の側溝の整備が必要だと思います。ますが小さくて、2カ所ぐらいしかないので、その場所は雨が降った場合は非常に水位が上がるということです。改善のほうをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。長田児童公園入り口の側溝整備につきましては、大雨の場合、道路冠水等をしている状況もありますので、現地調査を行いまして検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) これから公民館もできるし、この場所が雨の場合、水がたまりっ放しということになるとちょっと困りますので、よろしく御検討のほどお願いいたします。 最後に、県道32号線長田店のファミリーマートの前ですか、側溝の汚物、土の除去を関係機関のほうへ要請をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。県道32号線につきましては、道路管理者は中部土木ですので、そこのほうに道路の詰まり等ございますということを情報提供などを行ってまいりたいというふうに思います。 ○議長(大城政利君) 米須清正議員。 ◆9番(米須清正君) ぜひ県道32号線ですから、県のほうですから、雨が降った場合なんかいつでも向こう水浸しになっていますから、その辺を改善のほうお願いいたします。 ちょうどやがて12時です。終わります。ありがとうございました。 ○議長(大城政利君) 以上で9番 米須清正議員の質問を終わります。 ○議長(大城政利君) これにて午前の会議を終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時57分) △午後の会議 ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き一般質問を行います。次に、8番 伊佐哲雄議員の質問を許します。伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) 皆さん、こんにちは。議席番号8番、結・市民ネットワークの伊佐哲雄であります。質問に入ります前に一言申し上げます。昨年9月の市議選におきましては、多くの市民の御支持をいただきまして初当選をさせていただきました。あれから1年がたちましたが、振り返ってみるに自己採点としては必ずしも合格点がつけられないところもあります。今後は勉強を重ねて、支持をしていただいた方々と市民の皆様の負託にきちんとお応えできるように努めてまいります。また、ここ議場においでの市当局の幹部の皆様方、それから議員諸公の御指導も賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 それでは、通告しておりました件につきまして議長からお許しが出ましたので、質問を始めさせていただきます。まず、自治会加入促進月間の成果と今後の取り組みについてお尋ねをします。去った6月は、自治会加入促進月間として、役所構内や各自治会事務所においてのぼり等で積極的に加入促進に向けた取り組みをしていたかのように拝見をしていますが、期間中に新規加入の世帯が何軒くらいあったのか、具体的に数字でお示しください。あとは自席にて質問をいたします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) こんにちは。伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。去った6月の自治会加入促進月間の活動につきましては、23自治会中19自治会から取り組み状況の報告を受けてございます。その結果としまして541世帯の戸別訪問を行い、結果として50世帯の新規自治会加入が図られているところでございます。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) ありがとうございます。この自治会加入促進については、基本的にやはり各自治会がイニシアチブをとって活動していかなければならないというふうな認識は当然持っているわけでございますけれども、現実に前の議会でも申し上げておりますが、平成元年に60%ぐらいあった加入率が年々下がっていって、直近のデータでは30%ぐらいまで落ち込んでいるというような現状があります。しかも、これ今でも、ことしも多分ですけれども、下がり続けているというふうな実態というのをまず認識を共通にしたいと思っています。このことは本市にとってこれから大きな問題になるというふうな感じを持っているわけですけれども、その件について、前任になりますけれども、担当部長からは、これは急激な人口増によるもので、必ずしも加入世帯数が落ち込んでいるわけではないというふうな御答弁がありまして、実感としては少しのんきに構えているのではないかなというふうに受け取れる御答弁もありました。地道に加入世帯をふやしていくというたゆみない努力をしていかなければ、加入率も加入世帯数のいずれも今後さらに下がっていくものということで危惧をしております。 先ほど部長から御答弁ありました23自治会中19自治会でその取り組みをやっていて、540世帯余りの世帯に戸別訪問をして、実績として50世帯が新規に自治会に加入したということは、とても良好な成績ではないかなと思っています。ただ、やはり4自治会が、まだその取り組みをしていないというふうなことで、今後さらに強化をして、あるいはサポートをしていってもらいたいというふうな思いを持っております。よろしくお願いします。 前の議会で行政のほうから、自治会というのはどのような位置づけで見ていますかというようなことを質問した際に、自治会は地域の安全や防犯、それから健康づくりやコミュニティサービスの観点から非常に重要であると。それをまた担ってくれているというふうなことで高い評価をしておりますけれども、これまでの取り組みの中では、いまいちその思いとは裏腹に、この加入促進に向けた支援体制は必ずしも万全ではないというふうな感じを持っております。その50世帯が新規に加入をしたというようなことでございますけれども、6月だけではなくて、通年でそのような活動をしていくというような計画についてはどのようにお考えですか、御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。今、伊佐議員から御提言あります6月の強化月間以外の取り組みということで受けとめてございますが、担当部としましては、先ほど伊佐議員からも説明がありましたように、自治会の地域コミュニティの果たす役割というのは、私自身大変重要なものだというふうに理解をしてございますし、またそれがなければ、行政の末端までの手の行き届かないところを自治会のほうで担っていただいているという認識もございますので、強化月間以外も継続して現在取り組んでいる加入促進月間については、引き続き私、先頭になって取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) 大変すばらしい御答弁ありがとうございます。今回、担当、市民経済部長もかわったわけですから、これまでにない強力な後押しで、自治会活動がさらに盛り上がっていけるように大きな期待をして、今後見守っていきたいと思っています。よろしくお願いを申し上げます。 それでは、次に2番目の質問に移ります。AEDの設置箇所と使用講習会の実施状況についてお尋ねをいたします。その前に、せんだって担当の方との打ち合わせの中で、宜野湾消防の救急車についてでございますが、通報を受けてから到着まで平均して6分30秒だそうです。これは全国平均たしか9分余りだったかと思いますが、その速さにとてもびっくりいたしました。本庁以外に我如古と真志喜のほうに出張所でしょうか、支所でしょうか、あるというふうなことでありますけれども、大変素早い対応をしているのだなということで、人命救出に大きく貢献をしているのだなということを改めて感じております。日ごろの訓練のたまものかと思いますが、この責任感と努力に大きな拍手を送りたい心境であります。 ただ、例えば急患が出た場合に、それが心臓発作等に起因する症状である場合に、さらに近くにAEDがあって、それを使える人がいれば、救急車を待っている数分の間ですけれども、この数分の差が人の命と、それから一生を左右することもあるということを聞いております。応急処置の仕方を身につけることはとても重要なことであるということを認識しております。このAEDですが、10年ほど前に一般の人でも使うことが認められたというふうなことで、そういう医療機器だということであります。最近、町なか歩いていて、至るところでこのAED設置の看板を見かけるようになりました。お聞きしますが、現在、公共機関で設置箇所は何カ所ぐらいあるのか、データがあれば御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) こんにちは。伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。現在のAED設置状況でございますが、本庁舎を初め市内各公共施設の全て、また市内全自治会事務所、さらに市民への貸し出し用として消防本部へ2台、合計59台設置してございます。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) ありがとうございます。59台と、やはり結構な数が設置されているのですね。私も過去に、このAEDの講習会を受けたことがあります。非常にわかりやすくて、また精度も高いということに驚きました。ところで、その使い方なのですが、この講習会、多分実施をしていると思うのですが、どのような形で開催をしているのか、あるいはまた出張講習なども実施しているのかお尋ねします。よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 消防長。 ◎消防長(浜川秀雄君) 伊佐哲雄議員の御質問にお答えします。現在、当消防本部においては、住民に対し、応急手当てに関する正しい知識と技術の普及に資することを目的に、毎月第2火曜日の午後6時から9時までの3時間、消防本部2階講堂にて心肺蘇生法、AEDの使用方法及び止血方法という内容で、市内在住・在勤及び在学の中学生以上の方々を対象に、無料で普通救命講習を実施しております。また、各種団体での講習におきましても随時対応しており、出張講習も行っております。それ以外にも、毎年9月の救急医療週間には、上級救命講習と応急手当て普及員講習を開催し、市民への応急手当ての普及啓発活動を推進しております。講習の募集方法につきましては、市報や消防本部のホームページを活用しており、昨年、平成26年の講習実績は55回の講習会を開催し、延べ1,146名が受講しております。今後も応急手当ての普及啓発に努め、救急車が到着するまでの数分間に市民が心肺蘇生法やAEDが適切に実施できる社会の構築を目指していきたいと思っております。 ちなみに、先ほど現場到着のお話がありましたが、沖縄県下の中で宜野湾市は2番目に到着時間が速いという数字が出ております。まず1番目が離島の久米島だったと思いますが、そちらが一番先に到着し、本島では1番目に、先に到着するということで私も大変喜んでおります。以上であります。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) ありがとうございます。本島内で一番速い宜野湾市消防だということで、大変私も誇らしく思います。ありがとうございました。 毎週火曜日ということは、年間55回になるわけですよね。1,146名の方が講習を受けたということであります。例えば、事業所あたりで、なかなかそこまで来られないというような事業所も多分あると思うのですけれども、比較的多人数の事業所で出張講習の依頼が多分あると思うのですけれども、そういったことについても対応しているのか、御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 消防長。 ◎消防長(浜川秀雄君) お答えします。若干お話ししましたが、各種団体での講習におきましても随時対応していますので、出張講習も行っております。ちなみに火災予防の期間中とか、そういう機会を捉えて、もし御要望、要求があれば適切に対応していきたいと思っております。以上であります。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) 大変ありがとうございます。あと一件、気になるのが、地域のコミュニティとして先ほど自治会の話もしましたけれども、利用頻度が高い各自治会公民館で、例えばミニデイサービスだとかいろいろお年を召した方々が集まる機会が多いわけですけれども、その公民館を主体とした講習等もやっているかということと、それから自治会の会長を先頭とする役員の方々が積極的にそういった講習について参加をして、その技術を習得するということに努めているのか、実態についてどうなのか御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 消防長。 ◎消防長(浜川秀雄君) 御質問にお答えします。自治会の普通救命講習の受講状況についてですが、残念ながら各自治会、余り受講されていない状況であります。恐らく伊佐議員が当時、自治会のほうで受けたのは、平成25年度前後ではないかなと思っています。それから余り受講の希望がないというのが現状であります。消防本部といたしましては、救急現場に居合わせた一般市民がAED等を活用した迅速な応急処置が救命のための最も効果的な処置と考えており、引き続き積極的に普通救命講習を受講していただくよう、AEDを含めた応急手当ての普及啓発活動に努めてまいりたいなと思っております。 それと、現在、各自治会で自主防災組織の立ち上げが数カ所あります。その自主防災組織と連携をしながら、講習会も実施していきたいなと思って検討しているところであります。以上です。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) なぜ今、そのことをお聞きするかといいますと、この間、宜野湾消防本部警防課からチラシというか、パンフレットが来ていまして、普通救命講習の案内のようですけれども、その中に「あなたは愛する人を救えますか」というふうなすばらしい言葉がありまして、それを見たときに、私は嘉数の出身ですけれども、その嘉数公民館よく行くのですが、お年を召した方々がやっぱりたくさんいらっしゃるのです。環境としては、そこにいらっしゃる方々、自治会長がメーンになるのかなと思っていますが、そういった方々が地域の人を大事にする。愛する人を、地域の人をあなたは救えますかというふうなところで考えた場合に、やっぱりこれは先ほど申し上げたコミュニティとしての機能を有する公民館にいらっしゃる方々は、ぜひそういったことを習得していただきたいなというような思いで質問いたしました。大変ありがとうございました。 次の質問に移ります。3番目ですが、創作市民劇「嘉数上ヌ山」の出演者応募状況と、今後のスケジュールについてお尋ねをいたします。去った6月の定例会で同様な質問をしておりますが、その時点では18名の応募状況だというふうなことでお聞きしておりますが、多分あれから何名かふえていると思うのですが、現時点で何名ほどの応募になっているかお答えください。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) 伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。創作市民劇「嘉数上ヌ山」の出演者の状況でございますけれども、9月11日現在で30名の予定出演者を確認してございます。その内訳としましては、11名が嘉数区民で、残りは嘉数区民以外の方々でございます。出演者の募集の取り組みにつきましては、これまで市内小中学校や高等学校、大学等への呼びかけ、またチラシや市のホームページへの掲載に加え、嘉数地域内に大小合わせて7台の立て看板を設置してまいりましたけれども、いまだ予定人数に達しておりませんので、今週は嘉数自治会への横断幕を設置し、出演者の確保に向けて引き続き嘉数自治会と連携を密にし、自治会と市民会館の両方で随時受け付けを行ってまいりたいと考えております。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) ありがとうございます。18名から一人もふえていませんよと言われたらどうしようかなと思い迷っていたのですけれども、とりあえず30名ということで若干ふえていると。今週ですか、横断幕を。若干動きが今まで鈍かったような感じしますけれども、これから本腰入れて自治会長を中心にきちんと、役者がいっぱいいますので、人数確保に向けて私も側面から協力をしていきたいと思っています。 来年2月が、これ本番ですよね。それに向けた稽古を皆さんほとんど素人ですから、若干期間を要するというふうなことかと思いますが、逆算していってというふうなことになると思いますが、大体何月ごろから本番に向けての稽古をスタートする予定なのか、スケジュールをお聞かせください。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) 御質問にお答えいたします。今後のスケジュールといたしましては、出演者を募集しながら、当面は10月から台本の読み合わせを行う予定でございます。その後に配役を決定し、シーンごとの稽古を行い、来年2月初旬には結団式の予定でございます。また、来年2月22日から本番に向けて市民会館の舞台上でのリハーサルを行い、2月28日の本番となる予定のスケジュールでございます。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) ありがとうございます。この稽古が実際始まって、その稽古風景を見ながら、また新たに区民の方々も出てみようかなというような思いを多分強くしていくのではないかなと思っています。行政も、あるいは嘉数区も、地域の全ての皆さんを取り込んで、大成功に向けて頑張っていきましょう。また、いろいろ楽しいアイデアを出していって、盛り上げていきたいと思っています。それがひいては、先ほどにもまた関連しますけれども、地域の活性化にもつながっていくのではないかなと思っています。よろしくお願いをいたします。 それでは、次の質問に移ります。子供たちの深夜徘回の実態と、その防止策についてお尋ねをします。またまた大阪のほうで痛ましい事件がありましたけれども、それを受けて各地で犯罪に巻き込まれるおそれのある深夜徘回について、いろいろ対策をとっているかと思います。本市においては、教育長を先頭に青少年健全育成協議会や、それから青少年サポートセンター、指導課や、また各地のボランティアの方々が昼夜となく指導に奔走しております。その活動に改めて敬意を表すとともに、厚く感謝を申し上げます。ただ、実情はなかなかそれが改善されない、もどかしい社会問題であるかと思いますが、本市における子供たちの深夜徘回の実態、それはどのようになっているか御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) こんにちは。伊佐哲雄議員の質問にお答えいたします。青少年サポートセンターでは、市内の4中学校区から選出した街頭指導員16名で、1班4名体制の4班でもって、週3回の夜間街頭指導を実施しております。月曜日は21時から23時、金曜日、土曜日は22時から24時の時間帯で夜間街頭指導を実施しております。3年間の指導件数としましては、平成24年度が634名、平成25年度が620名、平成26年度が526名となっており、減少傾向にはありますが、まだまだ課題解決には至っておりませんので、夜間街頭指導の重要性はあります。また、他市町村におきましては、宜野湾市のような夜間街頭指導はなく、毎月の第3金曜日の少年を守る日を中心に、月1回ないし3回程度実施している市町村が多いようでございます。以上です。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) ありがとうございます。他市町村にはない活動もしているというふうなことがよくわかりました。大変ありがとうございます。この深夜徘回の防止策についてでありますが、これは学校あるいはその他の機関との連携というのが極めて重要なことかと存じますが、それがどのようになっているのでしょうか、御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えいたします。青少年サポートセンターでは、夜間街頭指導の結果を4班体制で共有し、街頭指導をした箇所を重点的に巡回指導を実施しております。市民や学校、警察などからの情報提供を受け、また逆に情報を提供し、連携を図り、青少年の深夜徘回防止に努めております。また、宜野湾市青少年健全育成協議会におきましては、毎月第3金曜日、少年を守る日の取り組みとしまして市内4中学校区を中心に、青少協会員の方々はもちろん、小中学校教職員、保護者の参加及び呼びかけ、約2時間の夜間街頭指導を実施しております。学校におきましては、毎月第3金曜日、少年を守る日の夜間街頭指導のほかに、各学校ごとに夏休みの夜間街頭指導を実施しております。さらに、学校2つ目の取り組みとしまして、住民からの情報収集、意見交換を図る地域懇談会や中学校区ごとに各自治会長や民生委員、福祉推進部、宜野湾警察署などの関係機関と連携する生徒指導連絡協議会を実施しております。さらに、宜野湾警察署管内の小学校、中学校、高等学校の生徒指導主任が一堂に会し、定期的な情報共有、意見交換会を行い、児童生徒の深夜徘回や非行防止に努めております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) すばらしい活動をしているというふうなことは聞いていて感じたのですけれども、ちょっと長くてメモが間に合わないのです。できればこういうことをしていて、こういうふうな成果があって、これからこういうふうなことを考えていますよみたいなのがあれば提供をお願いします。 先ほど自治会関連のお話もちょっと質問をさせていただいたわけですけれども、やはり昔から言われているとおり、地域の子供は地域で育てるというふうな意識を今も昔も非常に大切なことだということで認識をしております。これのもととなるのが、やはり地域のコミュニティだと思うのです。今後も未来ある青少年の健全育成に地域の力、地域の教育力を活用していただきたいし、また自治会においては今後も積極的に青少年健全育成に貢献して、今までやっていると思うのですけれども、さらに貢献をしていただきたいというようなことを希望します。微力ではありますけれども、これから私も積極的にそういったことにかかわっていきたいというようなことで思っております。よろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。市道嘉数1号道路整備事業と雨水排水溝の整備についてお尋ねします。当該事業については、本年度の予算に3,000万円余り計上されております。3月でしたか、一般質問で取り上げたときに、たしか平成28年度中、平成29年3月までには完了する予定ですよということで御答弁をいただいておりますが、今日に係るまでまだ工事が全然進んでいない状況です。予定どおり完了するものと考えていいか、御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) 伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。嘉数1号道路整備事業につきましては、今年度補償の済んだ箇所の道路工事を予定しております。平成28年度以降も補償を進めながら工事を行い、早期に事業完了に向けて努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) 大変ありがとうございます。早期にということですので、平成28年度中には完了するというふうなことで、よろしくお願いいたします。 この嘉数1号については、整備をなぜ急いでもらいたいかというようなことになりますけれども、これ、この地域にお住まいの方々からの要望だけではないのです。御承知のとおり、そこからちょっと距離はあるのですけれども、大謝名交差点が慢性的に渋滞しておりますよね。それで真栄原方面から、我如古方面から、その道を通らずに嘉数の部落内というのですか、嘉数地内、特に一方通行の道がありますけれども、そこが物すごい交通量なのです。住宅街あるいは朝は子供たちの通学時間帯、通学路でもありますし、ちょっと危険、交通事故のリスクが高いなというようなことを思っておりまして、この嘉数1号を整備することによって、そこに分けるというのですか、分散をさせるというような意味合いで、この工事については嘉数全体の希望として、なるべく早く完了して、そして車両のスムーズな通行をさせていただきたいというような希望があるものですから、何回か取り上げている次第であります。このことを踏まえて、早期に完了するようによろしくお願いをいたします。 それから、この道路整備事業とちょっと関連することかと思いますけれども、当該地域、嘉数の中では1丁目ですか、1丁目の地域ですけれども、比屋良川に向かっていわゆる私道が何本かあります。その地域にお住まいの方々からの要望なのですけれども、雨水排水溝の設置要望があります。今は道路からどんどん、どんどん流れていっている状況でありまして、環境としては必ずしもよくないということで、そういった要望がありますけれども、それについてはいかがお考えですか、よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。比屋良川のところに住宅を持っている方々の被害とか、雨水排水が嘉数1号のほうから流れてくるということでございますけれども、その嘉数1号の整備によりまして、道路からの雨水は流れなくなるというふうに考えております。そして、この地域の側溝整備につきましては、市道認定道路等を行っておるものですから、それ以外の私道で管理者がいる道路に関しましては、穴ぼこなどの補修は行っておりますけれども、側溝整備は大変厳しいものというふうに考えております。
    ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) 確かにかなり難しい問題だと思っています。ただ、そこから嘉数もそうですし、大謝名あるいは真志喜も大山もそうでしょうし、喜友名あたりまでいわゆる旧外人住宅地域と言われているところがたくさんあります。そこについては、今申し上げた私道というふうなところで、市道に認定できないというような、大変難しいところだろうなという認識をしているわけですけれども、ただ将来にわたって10年後も、20年後も、30年後もずっとそのままの状態ですよというのは、ちょっと忍びない思いを持っていますので、将来に向けて何とか改善する、クリアできるところはないかというようなところの模索を続けていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に移ります。学校給食におけるアレルギー対応についてお尋ねをします。昨今、食物アレルギー反応を示す児童生徒は増加傾向にあると聞いております。現在、本市において、食物アレルギーを持っている児童生徒の人数はどのくらいですか。また、そのうち実際に学校給食においてアレルギー除去食を提供している児童生徒は何名ほどですか、御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えいたします。平成27年5月末に学校調査した結果では、65名の児童生徒が食物アレルギー反応を持っているという報告がございました。内訳としまして、小学校51名、中学校14名となっております。また、学校給食センターにおいてアレルギー除去食の提供を受けている児童生徒の人数は、4給食センター合わせて38名となっております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) ありがとうございます。やはり結構な人数になるのですね。その中で乳アレルギー、牛乳のことを指すと思いますが、これについても多くいるというふうなことで聞いております。牛乳を飲めない児童生徒に対して、給食センターはどのような対応をしているかお尋ねします。例えば、牛乳以外の豆乳だとか、ほかの飲料を提供しているのかお尋ねします。よろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えします。食物アレルギーの対応につきましては、食品衛生法に表示義務のある7品目、エビ、カニ、小麦、そば、卵、乳、落花生を対象としております。このうち乳アレルギーの対応につきましては、他の対象品目と同様、アレルゲンを取り除いた除去食を提供しております。なお、牛乳が飲めない児童生徒につきましては、申請に基づき牛乳単価相当額52円を給食費から減額してございます。また、乳アレルギー以外のアレルギーにつきましても、同様に安全に配慮しながら、調理工程において除去して提供しております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) ありがとうございました。牛乳相当額の52円を減額しているということで、公平は保てるのかなと思っています。 それから、センターではアレルギー対応の際に、コンタミネーション、通称コンタミと言っているものがありますけれども、その発生を防ぐためにどのような対策をとっているか、多分対策をとっていると思いますけれども、その件についてよろしくお願いします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えいたします。伊佐哲雄議員が表現しましたコンタミネーションとは、食品の製造過程で機械や器具から偶発的にアレルゲンが混入することと捉えております。このコンタミネーション発生を可能な限り防ぐ対策としまして、本市の学校給食センターではアレルギー除去食について調理作業マニュアルに従い、献立作成時にどの料理に、どのアレルゲンがあるかを栄養士、調理係長で三重チェックしております。その後、当日、調理場でホワイトボードにアレルゲンの種類とメニューを書き、全調理員に周知徹底を図っており、ミーティングでも再確認を行っております。調理工程におきましても、調理員、調理係長及び栄養士で食材及び機械や器具の確認、コンテナ入りの際の確認、配送時の確認等、それぞれの役割で複数での担当がチェックを行い、細心の注意を払っております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) ほぼ完璧に対応しているということがよくわかりました。ありがとうございます。 先ほど指導部長がおっしゃったこの食物アレルゲン、主要なもので7種あります。これらの食材を使ったメニューについて、保護者の方々への周知というふうなところについてはどのような対応をとっているか、御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えいたします。保護者への周知方法としましては、1カ月分の詳細献立表の中に食物アレルゲン物質が入っているメニューを載せ、該当月の約1週間前に学校へ配送します。学校から児童生徒を通じて全保護者に配布します。詳細献立表には、毎日のメニューを構成する食材が細かく示されるとともに、アレルゲン対応食材については、その食材のそばにマークを表示するなどインパクトをつけて、関係保護者はもちろん、当該児童生徒あるいは教職員その他の児童生徒が見てわかりやすく表示をしております。以上です。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) すばらしい対応ありがとうございます。今後もよろしくお願いいたします。 では、最後の質問になります。公園における樹木への樹名板の設置についてお尋ねをします。私が住んでいるところに嘉数高台公園がありますけれども、ちょくちょくその公園へ行ったり来たりしているわけですが、ほとんどの樹木に樹木名等の表示がありません。本市公園をくまなく回ったわけではありませんけれども、余り見かけたことがないのではないかなと思っております。青少年健全育成の観点からちょっとごり押しになるかもしれませんけれども、児童憲章がありまして、5番目に「すべての児童は、自然を愛し、科学と芸術を尊ぶように、みちびかれ、また、道徳的心情がつちかわれる」というすばらしい文章があります。子供たちにその樹木、樹木だけではないのですけれども、動物も全てそうだと思うのですけれども、例えば野山を飛び交う鳥にしても、あるいは道端に咲いている草花にも、全てのものに慈しみの気持ちを抱くということは、人間教育の観点からとても有意義なことだと思っています。樹木には、ちゃんと樹木の名前があって、原産がどこなのだというようなところのものです。名前を知ることによって親しみを持つでしょうし、そういった慈しみの感情も自然に湧いていくのかなと思っています。要は予算的な問題はあると思うのですけれども、今後、市内の公園について、主要な樹木だけでいいと思いますけれども、そういったものを設置する予定があるのかどうか、御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。樹名板につきましては、現在、指定管理者であるはごろもパークマネジメントのほうで自主事業の一環で樹名板の設置作業を進めております。樹名板の設置を進めるに当たりまして、市内公園にある樹木の品種等の実態調査、作業から始め、生育に関する環境調査も兼ねて、36カ所の都市公園の作業は完了しております。樹名板の設置作業の状況といたしましては、海浜公園内の樹木はおおむね設置を済ませております。今後の設置スケジュールといたしましては、いこいの市民パーク、ほかの公園を順に随時樹名板の作成及び設置を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) 既に取り組んでいるということで認識をします。期限についてですけれども、やはり目標としていついつごろまでにというふうな期限は多分持っているかと思いますけれども、大体年度中に終わるのか、来年までかかるのか、今のスケジュールとして決まっていないのかもしれませんけれども、目標としてあるのであれば御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。都市公園36カ所ございますので、随時設置していくのですけれども、今、年数の何年度というのは、ちょっとはっきりしたことは言えないのですけれども、数年かけて実施できるものというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 伊佐哲雄議員。 ◆8番(伊佐哲雄君) よろしくお願いいたします。以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大城政利君) 以上で8番 伊佐哲雄議員の質問を終わります。 ○議長(大城政利君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時21分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時31分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。20番 上地安之議員の質問を許します。上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 皆さん、こんにちは。ただいま議長のお許しをいただきましたので、早速通告内容の質問を始めさせていただきたいと思います。順番を若干変えまして、基地問題、普天間飛行場の5年以内の運用停止について、(1)、集中協議についてから質問を始めさせていただきたいと思います。 政府と県は、8月10日から約1カ月間、辺野古への移設作業を中断し、計5回の集中協議を実施したが、双方の意見の溝は埋まらず、決裂をいたしました。翁長知事は、昨日、記者会見を行い、普天間飛行場の名護市辺野古移設について、公有水面埋立法に基づく辺野古の埋め立て承認を取り消す方針を発表いたしました。防衛省に対する意見聴取の手続を経た後、10月中には取り消しが確定する見通しになってまいりました。政府は取り消し処分の効力停止と処分の取り消しを求める行政不服審査で対応するようだが、最終的には法廷闘争に発展しかねない状況に陥っております。今後、普天間解決の行く末が非常に気になるところであります。昨日の知事の承認取り消しを市長はどのように受けとめておられるのかについてお伺いをいたします。あとは自席にて進めます。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁を申し上げます。本市といたしましては、政府と沖縄県との集中協議の動向について、しっかりと注視をしてまいりましたが、集中協議の中で宜野湾市の意見を述べる機会を設けていただきたく要請もさせていただきました。しかしながら、それはかなうことなく、結果的に協議は物別れとなり、昨日、知事が埋め立て承認取り消しを表明する事態に至ったことは非常に残念でなりません。理由は、やはり政府と県といたしまして、この原点である普天間飛行場の返還の原点である街のど真ん中にある普天間飛行場が極めて危険であるから、あるいは19年前の県民の大きな願いとして優先的に返還をしていただきたいという普天間飛行場のいわゆる危険性の除去、基地負担軽減というものが、今回の取り消しによっては不透明な現状に陥るのではないかという懸念さえ持たざるを得ません。政府と沖縄県に対して、引き続き返還合意の原点になる街のど真ん中にある人命を損なう懸念が強い普天間飛行場の一日も早い危険性の除去の実現に向けた具体的手法と、実現までの道筋を示すよう求めてまいるつもりでございます。普天間飛行場を絶対に固定化させることなく、一日も早い閉鎖・返還と、目に見える形での危険性除去及び基地負担軽減の早急な実現に取り組みを粘り強く求めてまいりたいと思っております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 市長に昨日の記者会見の受けとめ方、そしてまた、市長の立場として今後普天間問題をどう向き合っていくかというような説明をいただきましたが、ちょっと進めさせていただきます。また、後ほど幾つか確認をさせていただきたいと思います。 同じく9月9日、集中協議が決裂した後に、政府、沖縄県によって新たな政府・沖縄県協議会、仮称でありますけれども、それがスタートしようとしております。これまでも基地問題あるいは振興策に対する協議会というのは市長も出席をされて、鋭意政府、県と一体となって協議を進めてまいりました。新たな政府・沖縄県協議会が立ち上がってまいりますが、それこそ普天間の取り扱いがどのような取り扱いをされていくのか、これも危惧をしているところであります。 これまでの協議会というのは、普天間に特化した負担軽減の協議会が集中的に進めてまいりました。この政府・沖縄県協議会(仮称)の範囲内というのは、北部訓練場を初め嘉手納の南の施設そのもの、全般的な基地のあり方をどう対応していくかというような協議内容にすりかわっておられるのです。ですから、非常に普天間がいよいよ置き去りになるのではないかと危惧をしておるところでありますが、そこでお伺いをいたします。 新たな協議会、政府・沖縄県協議会の評価と期待について、また新たな協議会における普天間基地の負担軽減の取り組みについて、知っている限りで構いません。そして、その協議会の中には、構成メンバーに副知事も入るようであります。ところが、佐喜眞市長が排除されているような形にもなっておられますけれども、市長の参加はどのようになっているのか、その3点、一括して質問を行います。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 上地安之議員の御質問にお答えいたします。マスコミ等の報道によれば、集中協議後の対話継続の枠組みにつきましては、(仮称)政府・沖縄県協議会を設置し、沖縄の基地負担軽減や振興について協議する。協議会の構成メンバーは、政府側が菅官房長官、山口沖縄担当大臣、岸田外務大臣、中谷防衛大臣、杉田官房副長官、沖縄県側は翁長知事、安慶田副知事が参加することになっております。議題については、双方で事前に調整を行い、随時開催する方式にするということでございます。これ以上のことは把握しておりません。 もう一点、(仮称)政府・沖縄県協議会の具体的な内容につきましては、沖縄県の担当課に確認しても、報道以上のことはわからないという回答が返ってくる状況であり、詳細については政府と沖縄県の今後の調整で決まっていくものと考えており、現段階では不確定要素が多い状況でございます。したがって、本市としましては、現段階で新たな協議会に対する言及は差し控えたいと考えておりますが、今後とも協議会があれば、どんな形であれ普天間飛行場の早急な危険性除去の必要性と、それが放置されている現状について内外に発信を続け、政府と沖縄県に対し最優先の課題として普天間飛行場の返還合意の原点である一日も早い危険性除去、返還の実現に向けて取り組むよう、引き続き粘り強く求めてまいりたいと考えております。     (上地安之議員「市長の参加についてはどうなんですか」と呼ぶ) ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 大変失礼いたしました。市長の参加につきましては、聞いておりません。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 非常に不透明で、本当に気がかりでしようがないのですが、今、部長が説明された内容というのは、実は沖縄政策協議会の下部に設置された小委員会設置要綱に、米軍基地負担の軽減及び沖縄振興に関する諸課題の対応、そういうのが実証されていたのです。今回、包含をして進めていこうとしていますけれども、全く真新しいような内容にはなっていないのです。逆に後退しかねない。しかも、その構成メンバーに佐喜眞市長まで排除をするような、県はそのような動きをとっているのです。当事者の市長です。どうぞ市長、それは粘り強く当事者の市長として政策協議会の中でも対応してきたわけですから、引き続き政府・沖縄協議会の中でも物が言えるような立場で主張していただきたいと思います。 そこで、お尋ねをいたします。今回、昨日、知事は記者会見を行いましたけれども、政府は恐らく行政不服審査法に基づく審査請求や地方自治法に基づく代執行の手続が予想されます。さもなければ法廷闘争に入っていくのです。その法廷闘争になっていくと、普天間はどのようになっていくのか、それ想定できると思うのですが、その考え方についてどうでしょうか。つまりその法廷闘争に持ち込むと、辺野古の工事は進むのですか、それともとまるのですか。法廷闘争に持ち込むと、結果が出るまでそれは動かないというような内容ですか。辺野古の問題を注視するものではなく、その間、普天間飛行場がどうなるかというのが非常に心配をされているのです。返還合意の原点は、平成8年だと、市長は常日ごろから訴えているが、知事は昭和25年の終戦直後に武力をもって占拠をされたことが返還合意の原点だと言っている。大きなボタンのかけ違いなのです。幾ら議論してもかみ合わない。我々は市民として、平成8年、それが全てのスタートだったと思っているのです。そのためには、長引けば、その危険性の除去が果たせない。生命と財産を守らなくてはならない市長の立場が、我々政治をする者の立場が、それを放置していく、そのようなことになりかねないのです。 改めてお尋ねをいたします。法廷闘争、あるいはまた10月中にはこの決定を見るような運びとなっておりますけれども、今後どのような形で進むのかお尋ねをいたします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。埋め立て承認取り消し後の展開についてということでございますが、これからのことでございまして、本市として今、言及できる立場にございません。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) それはどの方向に進むかわかりませんけれども、普天間がさらに長引くということにはもう間違いないのではないですか。世界一危険と言われているような普天間飛行場を、しかも19年間、平成8年の合意から全く遅々と進まない。その放置状態を我々政治をする者が、行政を預かる者が放置をしてはならない。これはもう使命感ではないですか。当然のことだと思うのです。ですから、どうぞそれが本当に危惧になってたまらないところなのですが、そこで市長、お尋ねいたします。知事は、国の責任を持って普天間の問題は進めなさいと。世界一危険と言われているのであれば、政府はそれを放置していいのかということまで言っておられるのです。そこで、その辺野古移設の話は、毎回、昨日も議論になっておりますけれども、普天間の危険性の除去の担保、手法、それ知事に求めるべきではないですか。市長、今こそ知事にそれを要求する必要があると思うのです。これを公開質問状で要求してみてはいかがですか。あるいは、配達証明書付の内容証明書、ここまで担保をとるべきです。いかがでしょうか。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時46分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後2時47分) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 非常に難しいことでございますが、お答えいたします。翁長知事に対しましては、知事に就任されてからこれまで、昨年の12月、ことしの5月、そして今月の9月2日の3回にわたり同様の要請を行い、普天間飛行場の早期閉鎖・返還と、その間の危険性除去及び負担軽減を沖縄県政の最重要課題として取り組んでいただき、普天間飛行場の固定化を避け、一日も早い危険性除去、返還を実現するための具体的な手法や実現までの道筋を示すよう繰り返し求めております。 しかし、現在までに沖縄県からこれといった反応がなく、まことに残念であり、強い危機感を持っております。今後も引き続き9万7,000名余の市民の生命と財産を守る立場から、普天間飛行場の一日も早い危険性除去、返還ができるように粘り強く求めてまいりたいと考えております。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) 御答弁申し上げますけれども、知事に対しては、今、担当部長のほうから3回にわたり現実的な対応としてしっかりと普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還に向けての道筋、あるいは危険性の除去についての具体的な手法について求めてまいりましたけれども、残念ながらそれについては知事からの回答はないという答弁でございましたが、ただいま上地議員から御提案のございました公開質問状や配達証明書付の内容証明での回答を求めてはどうかという御提案でございますので、そこはちょっと部と調整もしながら、効果的か、あるいはまた、これが現実問題としてどういう効力があるか等も含めて確認をしながら検討させていただきたいと思っております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 市長、何の効力も求めているわけでもないのです。明らかにしていきたいのです。普天間をどうするのと。辺野古をつくらせないと言った。では、普天間はどうするのと。それを明らかにしていきたいのです。そして、その内容を市民に伝えていきたいのです。戦略的に何もない。ですから、数回となくこれは要求をしても、回答が来ないというのも知っているのです。恐らくその手法がないからなのです。それを内容証明書付の回答を求めてみたり、そのような手続を踏んで、それでも答えなければ、それでいいのです。それでいい。しかし、我々市民にそれを説明する義務があるのです、市長も、我々も。そういった見地から、ぜひとも部内で検討していただきたいと思います。お願いいたします。 次に、進めさせていただきたいと思います。次は、沖縄県における駐留軍用地跡地の有効かつ適切な利用推進に関する特別措置法についてお伺いをしたいと思います。国際医療拠点の形成は健康、その健康をコンセプトに国、県、市が連結を密にし、特別措置の法律により課題や問題を払拭し、跡地開発に向け事業の推進に大きく動き出しておられます。佐喜眞市長は、国、県との連携を図るとともに、市行政には跡地利用計画案までいよいよこぎつけてまいりました。今日までの経緯と今後のタイムスケジュール等についてお伺いをいたします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。今年度は庁議決定行いまして、平成28年度、平成29年度の引き渡しまでに地権者の合意形成をいただき、換地計画を行い、そして都市計画に向かっていく所存でございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 国の支援をいただきまして、特別措置法、法律を制定していただきました。また、市のほうは、当初平成19年を目途にしまして、跡地利用の計画をつくってまいりました。時間が経過する中で、国際医療の案というふうな修正となり、今日まで至っておりますけれども、そこでお伺いをしたいと思いますけれども、市の描く跡地利用計画案は、琉大医学部、琉大附属病院と重粒子線治療施設の整合性についてお伺いをさせていただきたいと思います。 地権者のアンケート内容からすると、地権者の60%が医療機能、病院などとなっているが、それは重粒子施設も含まれていたのか、地権者の合意に沿って病院、医学部移転と重粒子施設の整合性が図られたのか、お伺いをいたします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。第1回目の地権者アンケート調査においては、重粒子線施設は明記しておりませんでした。沖縄県重粒子線治療施設導入可能性検討委員会の中間報告で、重粒子線施設の工事が西普天間住宅地区へ絞られたことを受けて、その後のアンケート調査から重粒子線施設が予定されていることを明記した上で回答をお願いしており、最新のアンケート調査においては、国際医療拠点ゾーンに琉大医学部及び同附属病院と重粒子線施設が予定されることに対して、約78%が肯定的な回答となっております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 今、説明いただきましたのは、宜野湾市が直接かかわってこられた内容の説明なのです。同じくまた県のほうで国際医療拠点基盤構築事業、平成27年度から平成31年、5カ年をかけて、その国際医療拠点のさまざまな課題等の抽出をして、その計画が進められようとしておりますけれども、今現在、案として決定をされておりますけれども、それを案からもう一つ進んだ決定、その決定に至る判断をする上で、その国際医療拠点基盤構築事業の内容を吟味して決定をする予定なのですか。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 上地議員に答弁申し上げます。今ありました国際医療拠点基盤整備事業でございますけれども、これ現在、県が進めている事業でございまして、事業目的といたしましては跡地利用のモデルケースとして、西普天間住宅地区における国際医療拠点形成の実現に向け、重粒子線治療施設の事業方式や県民負担軽減策等から成る基本計画の検討を行うものでございます。 今回の事業内容といたしましては、本県のがん治療体制を強化し、県民福祉の増進や長寿復活を図るとともに、国際医療拠点の核となる重粒子線治療施設の導入に向けた調査検討を行うものでございます。 朝の桃原議員にも答弁申し上げましたけれども、現在まだ導入の検討の段階でございまして、重粒子線治療施設の導入については、確固とした決定は見ておりません。ただ、琉大の移設に関しましては、骨太の方針の中でも琉大の移設を含むという形で今回記述されましたので、琉大の予定につきましては、現在は琉球大学のほうで基本構想の策定に入っておりますので、進んでいくのかなと考えております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 国が進めている事業、県が進めている事業、同時に宜野湾市がそれぞれ進めている事業、最終的に決定するというのはいつの時期を見ているのですか。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。先ほど申し上げました国際医療拠点としての核としての琉大医学部の移設であるとか重粒子線施設については、決定がいつになるかまだ見えないところがございますけれども、県は今年度の調査の中である程度の方向性は示したいということが調査の中で見えてございますので、今年度末には重粒子線治療施設の導入についてはある程度見えてくるのかなと。琉大に関しましては、先ほど申し上げましたけれども、今年度基本構想の段階でございますので、基本構想を策定いたしまして実施計画、それとか実施設計とかが進んでいくかと思いますけれども、支障除去との関係もございますので、具体に何年度という形で年度を切っての予定は現在まだ申し上げられない状況でございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 先ほども答弁していただきましたけれども、基盤構築事業、これ委託事業なのです。平成27年から平成31年、5カ年間、そこで基本計画の検討がされていくのです。どういった中身かというと、県内はもとより、国内外からの習慣の適正化、需要が実際本当にどうだろうか、あるいは運営方法、あるいはまた治療の負担軽減策等の検討、それがこの計画の中で抽出をされて検討されていくのです。それも見ないうちに決定なんかもちろんできませんでしょう。何を担保にして決定をするのか、それは永続的にその施設が運営可能であるかという確認をしないと、これ決定できないはずなのです。ですから、そこで平成27年から平成31年、さまざまな課題の抽出をして、最終的にはその判断をした上で決定するものだと私は思っていたのです。これ運営形態どうなるのですか。今、県が言っているのは公設民営。仮に民間で運営をする中で、赤字補填が出てきたときにはどう対応するのですか、佐賀と同じように。あるいは、日本全国の中で13の施設の中で公設民営というのはどの程度維持されているのですか。公設公営の件数はどの程度あるのか、それも調査されたことあると思うのですが、その説明もあわせてお願いしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。これは平成26年3月現在の情報でございますけれども、朝の桃原議員からもお話してくださいましたけれども、現在、重粒子線治療施設につきましては国内で4カ所ございます。あと、粒子線治療施設につきましては8カ所ございまして、重粒子線治療施設のうちに民営については恐らく絆クラブさんが視察に行った佐賀県鳥栖市の事例のみが民営でございます。あとは公設公営でございまして、この赤字補填をどうするかという話ですけれども、現在まだ県のほうで、この事業の運営事態、運営を公設公営にするのか、県は公設民営を想定しているようではございますけれども、どういう形で導入が決定して、恐らく民営になりますと赤字補填と申しましても、恐らく補助金という形での支出になろうかと思いますけれども、この辺もまだ県の決定を見てございませんので、現在のところ具体的な話はできない状況でございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) ですから、部長、申し上げたいのは、具体的なものの状況の確認をしたいというわけではなくて、決定できないわけ。決定できないですよ、今。この決定に向けての何かそういったニュアンスにいろいろと聞こえてくるものだから、中身の整合もまだされていないうちに、これ進められないですよ、それを担保にとらないと。これ県がつくるから、その運営形態は県がやるから、宜野湾市はこの中身までわかりませんよというようなことで決定を見てはいけないということを言いたいのです。それはそうではないですか。運営形態もわからないし、しかも県内の需要がどこまであるかわかりますか。医療ツーリズムというけれども、これはよく知っておいてください。がんの宣告をされて、ゴルフバッグを担いで沖縄に来られると思いますか。ですから、その需要が一体どうなのか、それが県が今実施をしているこの基本計画、検討に入っていく中でしっかり中身を吟味して、中身を精査して、その施設に対する決定を見るのが筋ではないかなと思ったりするのです。もう一度御答弁ください。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。今、上地議員のおっしゃるとおり、今年度の事業の中でいろんな採算性とか習慣のあり方とかいろいろ検討してまいりますので、その後の導入の決定になろうかと思います。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 逆に宜野湾市のほうから、公設民営ではなくて、他県と同じように公設公営で運営をしてみたらどうかというようなことであれば、まだ理解ができるのです。非常に危惧をしているかというと、この施設は放射線の活用なのです。将来、万が一運営上、50年後でも構いませんでしょう。運営上行き詰まったときに、これ解体できるのですか。負の遺産を我々は次の世代に委ねるようなことになってはいけないです。となると、運営の形態については、これはもう日本全国と同じように、ほか13施設と同じように公設公営を求めるのも一つの手法だと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。今、上地議員仰せの公設公営を求めるということですけれども、今後、県とのさまざまな会議の中での協議がございますので、その際にこの公設公営についても検討してほしいということを申し入れていきたいと思います。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) ぜひともこれ未来永劫、子々孫々までその施設は永続的に市民とのかかわり、県民とのかかわりのあるような施設になるかと思いますので、ぜひともしっかりそこら辺の根拠と、あるいはまた担保、永続可能なのかというのは判断をした上で御対応をお願い申し上げたいと思います。 次に進めます。国際医療拠点の形成に関する協議会、先般、沖縄県で第1回目が開催をされました。そこで、この協議会の役割あるいはまた協議会が目指す方向、あるいはまた協議の内容がどこで、どのように、何に反映をされているのか、その点お伺いをしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁を申し上げます。この国際医療拠点の協議会につきましては、朝も桃原議員に答弁申し上げましたけれども、関係府省庁と関係団体で構成するメンバーでございまして、協議会の目的といたしましては、西普天間住宅地区における国際医療拠点の形成に向けて高度医療研究機能の拡充、地域医療水準の向上、国際的な研究交流及び医療人材育成等の具体的なあり方について意見交換を行うこととしております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) ですから、その意見交換をした後に、どこに、何が反映をされるかというのをちょっと確認させていただきたいのです。例えば、市の跡地利用計画案ができておりますけれども、決定をするまでに、そこに反映をされていくのかというのをちょっと知りたいのです。お伺いいたします。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。この中で議論されたことが、現在の跡地利用計画につきましては、ゾーニングの段階でございますので、例えば琉大がどの程度であるとか、より具体的な計画となって反映される予定でございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) どうぞ活発な意見交換がこの協議会で展開をされて、また市が進めている事業に対しても大きく反映できることを御期待申し上げたいと思います。 次に進めさせていただきたいと思います。都市公園及び墓地ゾーンについてお伺いをしたいと思います。都市公園については、地権者の合意の協力のもと、一括交付金を活用して、土地の取得事業は完了のめどがついたかと思います。跡地利用計画案において、都市公園の面積は約11ヘクタール、その中の1ヘクタールが墓地ゾーンの案であります。墓地部分の1ヘクタールの土地の買い取りは完了したのか、それとも今後、その買い取り業務が実施をされていくのか、そしてまた管理墓地の形態、その形態はどのような内容なのか、お伺いをいたします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 御質問にお答えいたします。管理型墓地の約1ヘクタールにかかわる土地につきましては、昨年度に減歩前の約2ヘクタールを先行して購入しております。管理型墓地につきましては、都市公園に隣接した配置を考え、土地の地形を生かした景観や環境に配慮した計画で検討を進めていく予定であります。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) つまりその墓地ゾーンについても、土地の取得は完了したというふうに理解していいのですか。よろしいのですか。完了したということですね。 わかりました。そこで市の墓地基本計画と管理墓地の整合性についてお伺いをしたいと思います。また、地権者の買い取りを既に終了されているようでありますが、その地権者の合意形成に沿った配置となっておられるのか、土地利用計画は今のところ案でありますけれども、その案の中でも位置というのがほぼ指定をされておりますけれども、それは地権者の合意形成に至って、その場所が墓地ゾーンエリアとなっておられるのか、お伺いをいたします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。宜野湾市墓地基本計画におきましては、これでございます。公営墓地の整備について検討が行われており、位置についてはキャンプ瑞慶覧普天間飛行場の跡地を候補地として考えております。また、配置場所につきましては現在検討中で、案がまとまりましたら説明会を開催するなど、地権者の合意を図っていく所存でございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 済みません。もう一度確認をさせていただきたいのですが、この西普天間住宅地区跡地利用計画案の中で、墓地ゾーンが指定されておりますよね。土地については取得事業が完了、その地権者の方々に対する墓地ゾーンの合意形成は済んでおられるということですか。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。墓地公園につきましては、字・自治会においては絶対なる反対、あるところではつくってほしいとか、いろいろな御要望があります。しかし、アンケートをとりましても、否定的が半分、肯定的も半分、ほぼ2分の1ずつでございます。ただし、この地域には亀甲墓、そしていろいろな墓地が点在しております。この事業を進める上においては、ぜひともつくらないといけないと思いますので、私たちはどうしても1ヘクタール未満を今、検討中でございます。 そして、場所においては、あとしばらくでまとまりますので、現在のところ、その案がまとまり次第、地権者に説明し、また協議会においても全ての市民に対しても説明していきたいと存じております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) わかりました。地域自治会の説明は実施をする予定なのか。先ほど推進あるいは反対、ちょうど2分の1等の説明がありましたけれども、それをまだ地域では説明会の実施がされていないと思うのです。それは必要でしょうか。あるいはまた、実施をする予定なのかお伺いいたします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。現在、建設部市街地整備課において、換地計画、とりあえずグランドデザインを作成中でございまして、この案が12月にはまとまる予定でございます。そして、これがまとまりましたら、地権者の一人一人の合意形成がどうしても必要でございますので、それに向かって私たち基地政策部も、地権者等を集めて4行政区ございますけれども、丁寧に説明していきたいと存じております。
    ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) その地権者というと、西普天間住宅地区、そのエリアに土地を持っている方々全員が地権者という位置づけですか。その方々に説明するというお話ですか。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。地権者は現在571名います。県内、市内、いろんなところに存在しておりますけれども、この地主会も集めて、またやっぱり地域に及ぼすところでありますので、希望者は参加してもいいということでとりあえず考えております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) わかりました。地権者あるいは地域の方々も、非常にその件気にしているようでありますので、ぜひとも説明を実施していただいて、地権者の声あるいは地域の声もどうぞ吸収をしていただいて、合意形成に向けてお応えをしていただきたいと思います。 ちなみに、今回、この集約されるゾーンは、とりあえず基地の中にあるお墓が優先的にそこに来るというような予定なのですか。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。私たちは土地区画整理事業で事業の推進を行っていますので、土地区画整理事業においては従前の人は当然に優先すべきことでございますので、現在、持っている方から優先的に考えております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) その内容についての理解をいたしました。時間の都合上、次に進めさせていただきたいと思います。 土地利用に関するインダストリアル・コリドー地区への整合性及び土地取得・確保に向けて地権者の合意形成についてお尋ねをしたいと思いますけれども、全体的に国際医療拠点ゾーン19ヘクタール、人材育成拠点ゾーン5ヘクタール、道路部分、その面積をこれから用地の取得に対応されると思うのですが、それはめどがついておられるのですか。合意形成のめど、それとまた取得をする財源の担保はとられておられるのですか、御説明ください。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。国際医療拠点ゾーン人材育成拠点ゾーンの土地については、各事業主体において取得することになりますが、市の道路については区画整理事業の減歩において確保することとなります。地権者との合意形成については、個別の意向調査を実施するなど意向助成に向けて取り組んでまいります。土地取得の費用については、現在、国や県並びに琉大を交えた会議を開催し、検討を重ねているところでございまして、土地の価格の決定までは至っておりません。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) とりわけ市のほうが地権者の合意形成、その担当役割だと思いますので、どうぞ引き続き御対応をお願いしたいと思います。 次に進みます。市道伊佐36号(国道58号合流側)の整備についてお尋ねをしたいと思います。市道伊佐36号、国道58号に合流する喜友名から伊佐にかけての道路でありますけれども、非常に追突事故が多発をされておられます。私も目の当たりに数回、そのような現場を見たこともございますけれども、その交差点の事故の状況について、まずお尋ねしたいと思います。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 上地安之議員の御質問にお答えいたします。旧伊佐交差点における人身事故になりますけれども、平成26年中に12件発生し、11件は追突によるものでございます。事故原因としましては、国道へ合流する際に、国道側の車に気をとられて前方車両の動きを十分注視せずに、前方車両に追突することによる人身事故となってございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 沖縄県全体からして、該交差点の事故率というのはどのようになっているのですか。 ○議長(大城政利君) 市民経済部長。 ◎市民経済部長(伊波保勝君) 御質問にお答えいたします。平成26年版交通白書ダイジェスト、これ沖縄県警のほうからの出版でございますけれども、ダイジェスト版によりますと、交差点事故は那覇市のほうで809件、沖縄市で289件、宜野湾市で232件の順で発生し、国道、県道の事故多発地点は旧伊佐交差点が最も多くて12件、次に古島インターが11件、3番目に旭橋交差点が10件というふうになってございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) ぜひとも今回これだけの事故件数が多発をされているという現状を見たときに、改良を急ぐべきではないでしょうか。宜野湾警察署あるいはまた国道、あるいはまた宜野湾市の用地、交通安全之塔、あるいはまた同じく市道伊佐36号、国道から上がる部分、それも含めての改良事業というのを目指すべきではないでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) 上地安之議員の御質問にお答えいたします。国道58号への合流までの改良につきましては、宜野湾警察署のほうからも要請もございまして、内容といたしましては交通島を改良し、加速車線の設置となっておりますけれども、市といたしましてはさまざまな角度から関係機関との調整を図り、検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) ちなみに、交通安全之塔、その所有者は県になっているのですか。管理が宜野湾市なのですか、それも含めての改良としての整備事業に踏み切ることは可能なのですか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。交通之塔ですか、それに関しましては、交通島は宜野湾市の管理になっておりますので、占用という形で宜野湾署のほうから、うちのほうが占用を出しまして許可を出している状況でございます。それにあわせまして改良ということでございますけれども、その全体もいろいろな角度から調査いたしまして、検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) ぜひとも検討していただいて、しかも西普天間住宅地区の将来交通量、その附帯意見の中で、答申の中でさまざまな道路整備の提言等もされておりますので、対応していただきたいと思います。 もう一点、同じく道路整備事業、喜友名・普天間線改良事業の進捗についてお伺いいたします ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。普天間3区・喜友名線の交差点改良につきましては、今現在、地権者のほうと交渉中ということで、まだ契約のほうには至っていない状況でございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 年度内で完了のめどは立っておられますか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。地権者との交渉が、今ちょっと難航しておりますので、その地権者との交渉がもし無事終わりましたら、補償契約して、取り壊しまで今年度で行いまして、道路改良の工事につきましては次年度になるかなというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 年度内で完了を見ることはできるというように理解していいですか。というのは、それ予算がもう繰り越しできないのです。事故繰り越しになるのです。しかも、補助率が、補助金8割ついております。その補助金が流れていく。次年度、再度上げたときに、これ単費で対応です。企画部長、これ間に合わなかったら単費での対応になるのです。しかも、これ、今回、今年度繰り越しの手続をして、もう待ったなし。そういった視野からして、これ間に合わなかったというだけで済まされないです。大きな責任ですよ、それは。どう思いますか。予算の対応がもう限られている、時間が。新たな策も視野に入れて対応すべきではないですか。お願いします。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。ただいま地権者のほうと随時交渉中でございますので、今年度中に本当に実施できるように努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) それともう一点、1つ提起をしておきたいと思いますけれども、これ仮に事業が済んだとしても、今年度の完了の割合で補助金の返還金が発生しますよ、それ。それも視野に入っていますか。これ進めればいいという話ではないです。完了の補助金の割合で返還金発生する可能性あります。どうなのですか。 ○議長(大城政利君) 建設部長。 ◎建設部長(石原昌恵君) お答えいたします。今年度、前年度からの繰越事業で用地交渉、物件補償を行っていくことになっておりますけれども、それを完了しましたら補助金の還付とか、そういうのはないのかなというふうに、またことしの予算のものは次年度に繰り越しという手続もとれますので、そのようなことになりますので、返還は今のところないのかなというふうに今考えております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) そうではなくて、それ年度繰り越しできるのですか。この予算繰り越しできるの、企画部長。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。昨年度からの繰越事業については、上地議員仰せのとおり、もう繰り越しはできません。もし万が一の場合は事故繰り越しという形になるのですけれども、前年度からの繰越明許でもらっている分については、今年度で完了させるよう今、建設部が鋭意取り組んでいるところでございます。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) 予算の性質上、それも繰り越しができない。ですから、今年度に全て終わらせないといけない。これでできなれば、新たな予算、単費で対応です。企画部長、単費を出す覚悟はあるのですか。そんなものできるわけないではないですか。まず数年かかっておりますけれども、ぜひとも今年度でどうにか対応できるようにお願い申し上げたいと思います。 最後に、宜野湾市の老人福祉センター指定管理者募集要綱について、時間もありませんので1つだけ申し上げておきたいと思います。今、赤道の利用者からちょっと不安の声が聞こえくるのです。どういった不安の声かというと、利用料が上がるのではないか、時間が制約されるのではないか、その情報が利用者にとって混乱を招いているのです。まずは利用者に対しての指定管理者移行になっても、このように継続的に利用ができるよと。負担についても、予算についても内容の説明等をやるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(大城政利君) 健康推進部長。 ◎健康推進部長(比嘉直美君) 上地議員の御質問にお答えいたします。赤道老人福祉センターの利用者への周知といたしまして、平成28年度より赤道・伊利原老人福祉センター2施設が指定管理者へ移行することの内容を記載しましたチラシを掲示しまして及び配布も行っております。それから、説明会なのですけれども、この説明会の開催につきましても、指定管理者制度の内容につきましてもあわせて利用者の皆さんにより理解を深めてもらうためにも、できるだけ早い時期に開催してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 上地安之議員。 ◆20番(上地安之君) まずは、やっぱりそれからだと思います。利用者あっての施設であって、ぜひともその対応をお願い申し上げます。以上にて一般質問終わります。 ○議長(大城政利君) 以上で20番 上地安之議員の質問を終わります。 ○議長(大城政利君) 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後3時35分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後3時46分) 会議時間の延長についてお諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめこれを延長したいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○議長(大城政利君) 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 休憩前に引き続き一般質問を行います。7番 玉城健一郎議員の質問を許します。玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 皆さん、こんにちは。議席番号7番、結・市民ネットワーク玉城健一郎です。初当選から1年がたち、議員生活が2年目となりました。しっかりと初心を忘れず、市民のために、宜野湾市の未来のために取り組んでまいりますので、先輩議員の皆様、並びに市の職員の皆様、そして市民の皆様の御指導のほどよろしくお願いいたします。 それでは、議長からのお許しを得たので、9月定例会一般質問をさせていただきます。若干順番を変えて質問させていただきます。 まず、一番最初に質問させていただきますのは、子供の貧困対策についてです。厚生労働省の行った国民生活基礎調査によると、2012年の日本の子供の貧困率が16.3%になり、過去最高を更新しました。これは先進国でも高い数字となります。ここで言う子供の貧困率は、17歳以下の子供全体に占める貧困線に満たない17歳以下の子供の割合です。国民生活基礎調査のほか、OECDでも広く使われている指標です。国では子供の貧困対策の推進に関する法律が平成26年1月に施行され、それに基づき子供の貧困対策に関する大綱が平成26年8月に閣議決定されました。沖縄県でも沖縄県子どもの貧困対策推進計画(仮)を現在作成中で、平成28年度4月に計画実施になる見通しです。そこで、現在、市が行っている子供の貧困に対する施策、事業についてお尋ねいたします。あとは自席からお尋ねいたします。 ○議長(大城政利君) 福祉推進部長。 ◎福祉推進部長(國吉秀子君) 玉城議員の御質問にお答えいたします。子供の貧困の問題は、子供だけに特化した課題や、単に経済的困窮の問題だけではなく、保護者の病気、それから不安定な就労、養育の問題などさまざまな要因から子供の学力不足、不適切な生活環境、虐待、障害、不登校などのリスクが高まるなどといった悪影響を及ぼすことが考えられます。子供を養育する家庭が社会的孤立を生み出さないように取り組むことが重要かと考えます。 そこで、本市の具体的な子供の貧困に対する施策といたしましては、早期発見の取り組みとして子育てリスクを抱える世帯を把握するこんにちは赤ちゃん事業との連携、教育支援として生活保護世帯と困窮世帯の中学生を対象とした子どもの学習支援事業や大学生ボランティアを活用したひとり親家庭等学習支援ボランティア事業の実施、それから保護者への就労支援といたしましては生活困窮世帯やひとり親家庭を対象にハローワークの連携を強化し、生活保護受給者等就労自立促進事業の推進、経済的支援としてひとり親がファミリーサポートセンターを利用する際の利用料の助成等を発効する事業等を実施しております。 子供の貧困に関しましては、家庭環境や、かかわる大人たちの意識の問題もありますので、包括的に支援していくことが必要となっております。そのため関係部署と連携をして取り組んでいく所存でございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 部長、答弁ありがとうございます。私も実は先日、沖縄国際大学で行われている大学生ボランティアによるひとり親家庭への学習支援を視察いたしました。市職員で担当の方は、当日の参加する子供を把握して学生ボランティアに報告する。また、学生ボランティアも気になったことを担当の市職員に報告するといった講師、そして市、学生たちの連携がすごくよくとれていました。また、この学習支援は福祉系学部の方のボランティアが中心なので、とてもアットホームな環境で、子供たちの居場所づくりに力を入れているということと、また子供たちが大学で授業を受けることで大学を身近に感じられる。ボランティアをやっている福祉学部の方は、彼ら、彼女たちが将来、福祉の仕事をしていく上で大きな肥やしになっていくとてもすばらしい政策です。ぜひ今後とも続けていってほしいと思います。 これ以外にも本当に教育委員会だったり、ほかのいろんな場所で、いろんな課、いろんな部で、とても宜野湾市はいい政策をやっているのです。実際、紹介もしたいのですけれども、ちょっと時間の都合上割愛させていただきます。 現状として、沖縄県の調査によると、全国平均、子育て世帯収入は300万円未満の世帯が6.8%に対して、沖縄県は27.8%と高く、また母子家庭の割合は全国1位となっています。このようなことから、沖縄県は全国に比べて所得が低いこと、ひとり親世帯が多いことから、全国平均よりも深刻な状況にあることが推測されます。部長も答弁にありましたように、子供の貧困は家庭環境、学力、健康、非行、虐待などさまざまな面で不利な状況に置かれる上に、子供が大人になった後の就労、所得、生活水準に悪影響を与えるという指摘があります。子供の貧困を解決するためには、子供だけではなく、親の支援も重要になってきます。教育や福祉だけではなく、雇用や住居、税務まで課題が多岐に及ぶため、横断的な取り組みと総括する部門が必要だと感じております。 ここで提言なのですけれども、市長、副市長を中心に全庁的な、また外部有識者などの専門家を交えた子供の貧困対策検討チームをつくり、宜野湾市の実態把握、これまでの政策の点検と求められる施策の研究、先進地視察を行い、子供貧困対策基本計画をつくっていただきたいと思います。市長、副市長の御答弁をお願いいたします。 ○議長(大城政利君) 福祉推進部長。 ◎福祉推進部長(國吉秀子君) お答えいたします。玉城議員の御提言、まことにありがとうございます。今回の法律の目的は、子供の将来が、その生まれ育った環境によって左右されることのないよう、貧困の状況にある子供が健やかに育成される環境を整備するとともに、教育の機会均等を図るため、子供の貧困対策を総合的に推進することが目的とされています。したがいまして、県におきましても、ただいま計画の策定に向けて、各市町村や教育委員会にアンケートを今、徴している段階でございます。本市におきましても、県の計画等を見守りながら、連携した形で、今後そういった横断的な組織体制も検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。市長、今の部長の答弁を受けて何か熱い思いなどはございませんか。子供の貧困について、市はどのように対策していくのか、副市長でも構いませんが。 ○議長(大城政利君) 副市長。 ◎副市長(松川正則君) 御答弁いたします。非常にすばらしい提言をいただきまして、ありがとうございます。ただ、先ほどから福祉推進部長が答弁しておるように、一朝一夕で解決できるような内容ではないと考えます。ただいま県のほうで計画も進めておりますし、その進捗状況、あるいは資料もいただいて、教育委員会でできる事業も、施策もあろうかと思いますし、精いっぱい先頭を切って、その貧困対策に努めてまいりたいと思います。子供たちが明るく、本当に幸せな宜野湾市を目指してまいりたいと思います。ありがとうございます。努めてまいります。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。私たち宜野湾市の未来が、やっぱり輝けるような未来にしていくためには、子供たちの未来がしっかりしていないといけないと思います。ですので、その子供たちが貧困の負の連鎖に巻き込まれないように、しっかりと対策していってほしいと思います。これからも私自身も研究し、また提言していきますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、2番の試乗用ナンバープレートの導入について御質問させていただきます。バイクの、これは小型バイクになるのですけれども、125ccバイク、試乗用ナンバープレートというものがありまして、そして現在、沖縄県では浦添市、那覇市で試乗用ナンバーを導入しております。宜野湾市として試乗用ナンバーを導入するメリット、デメリットを伺います。 ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) こんにちは。玉城健一郎議員の御質問にお答えいたします。試乗用ナンバープレートを導入することについて想定される市のメリットとしては、試乗するためだけに行われている登録・末梢に関する事務手続の減少と、交付されるナンバープレートの削減が考えられます。 次に、想定される市のデメリットとしては、試乗用ナンバープレートの管理に関する事務負担の発生等が想定されます。例として未更新事業者への催促事務、閉鎖事業所からの回収事務などが想定されております。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 部長、答弁ありがとうございます。私も学生の時代からバイクを実際に乗っていて、なじみのバイク屋さんからこういった試乗用ナンバーというのが浦添市、那覇市で導入されていると。今現在、どういうふうにやっているかというと、先ほど部長の答弁があったように、一度バイクショップのオーナーが自分自身の名義として登録して、それから試乗してもらって、その後、購入してもらうのだったらまた名義変更して、購入者に名義変更してやっていくというふうに手続をとっているようで、とても大変だというふうにおっしゃっておりました。また、このバイクの試乗用ナンバーというのが、例えば中古販売の場合、一度修理して販売するということが想定されると思うのですけれども、その際に、この試乗用ナンバーがある場合は、実際に動かして、どういう状況なのかというのも確認がとれるということで、とてもバイク屋さんにとってメリットがある。 購入する方のメリットは、やはりそのバイク自体も気軽に試乗できるのです。それはすごく大きなことだと思います。購入後にもめることもございませんので、ぜひバイクの試乗用ナンバープレートを導入してほしいと思います。浦添市、那覇市で導入されていて、宜野湾市は導入されていないということは、バイクショップにとっても浦添市と那覇市のバイクショップと対抗、機会の均等という点で不利な状況だと思いますので、ぜひ宜野湾市でも導入してほしいと思いますが、今後導入する予定はございますか。 ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) 御質問にお答えいたします。昨年度、税務課の窓口において、口頭による要望が1~2件あったようでございます。本市における導入については、今後、試乗用ナンバープレートの導入に関する要望や他市の動向等を踏まえ検討してまいりたいと考えております。御提言ありがとうございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ぜひ導入に向けて私も頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、3番の小中学校の部活動指導について御質問させていただきます。7月27日に普天間小学校で開催されていたのですけれども、PTA地域教育懇談会に私、参加いたしました。その中で、食育について基調講演があって、その後、行政区分別に分かれて小中学校の先生、幼稚園教諭、保護者、自治会長、子ども会会長と意見交換が行われました。その中でいじめの問題だったりとか、携帯電話の取り扱いとか、そういった意見交換がありました。その中で小中学校の部活動指導について意見交換があったので、その内容、実際に部活動指導について質問がありましたので、今回質問させていただきます。 お尋ねしますが、現在、市内公立中学校の部活動数は幾らあるのか、またそのうち外部コーチは何名ほどいらっしゃるのか。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) 玉城健一郎議員の質問にお答えします。平成27年度の市内公立中学校の部活動数は、運動系が63、文化系が14で、合計77でございます。そのうち運動系で29名、文化系で21名、合計50名の外部コーチが指導に当たっております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。本当に担当課の方にも短期間ですぐ調べていただき、本当にありがとうございます。ここでちょっとお尋ねなのですけれども、中学校では顧問がついていないと練習ができないのか、また外部コーチだけでも練習することができるのかどうか、お願いいたします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えいたします。各中学校では、生徒の練習中の事故やけが、緊急時の対応のため、原則として練習中には部の顧問がついて練習することとなっております。しかし、各種会議や出張、年休などで部顧問が不在の場合には、副顧問や代理の教職員がつくことを条件として、外部コーチと連携して見守りや練習指導に当たることがあります。なお、事故やけがなどが発生した場合には、直ちに対応できるように緊急連絡体制を整えております。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) この質問をしたのは、話し合いの中で外部コーチが実際に指導に当たっているときにけがが起こった場合どうするのかだったりとか、そういった懸念がありまして、実際に外部コーチと顧問、学校の先生になると思うのですけれども、立場が違っていて、顧問はあくまで教育という視点の中で教えていくと思うのですけれども、外部コーチになってくると、そういう視点がやはり先生に比べると少し欠けてくるのかなという懸念がありました。 そこで、ちょっと御提言させていただきたいのですけれども、これ北中城だったりとか北谷町でも実際導入されているのですけれども、外部コーチも含めてなのですけれども、外部コーチに向けて市で講習会を持って、例えばこういった部活動指導をしてください。部活動だけの指導だけではなくて、生活面だったりとか、または学習に支障がないように指導していってくださいといった講習会というのをぜひ行っていただきたいのですけれども、どのようにお考えでしょうか、お願いします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) 御提言ありがとうございます。教育委員会としましては、現在のところ、市内公立中学校の外部コーチへの指導者講習会は実施しておりません。なお、市立、公立中学校の外部コーチにおきましては、各学校で学校長から委嘱状を交付し、4月の部活動結成式の場において、学校の指導方針や部活の方針、活動時間、事故発生時の緊急対応などを各学校で確認をしております。小学校の部活につきましては、また教育部長で答弁いたします。 ○議長(大城政利君) 教育部長。 ◎教育部長(島袋清松君) 玉城健一郎議員の御質問にお答えいたします。小学校の活動についてでございますが、小学校における放課後のスポーツ活動は、教育課程との関連が図られるために留意された中学校の部活動とは異なり、日本体育協会が青少年の健全育成と地域のスポーツ振興を目的としたスポーツ少年団としての活動でございます。スポーツ少年団の指導者は、保護者または地域の方々でございますが、教育委員会としましての指導者への講習は実施しておりませんけれども、日本体育協会と沖縄県体育協会共催によるスポーツ少年団指導者講習会が実施されているところでございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 今後、導入するかどうかは、まだ何も検討もしないということの答弁でよろしいですか。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) 御質問にお答えします。今回、この御提言を受けまして検討するかどうか、部活動の顧問の先生方や、あるいは中体連の中でそういった講習会があるのかをよく見きわめてから御判断させていただきたいと思います。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。次に行きます。4番の幼稚園預かり保育の現状と対策について質問させていただきます。 今年度から5歳児の預かり保育、長期預かり保育が定員を撤廃いたしました。現在の幼稚園、長期の預かり保育、また短期の預かり保育の現状を伺います。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) 御質問にお答えいたします。先ほど玉城議員からお話がありました長期預かり保育については20名定員でしたが、今年度から定員を撤廃しております。また、各園の長期預かりの利用人数につきましては、9月1日現在で、全9園で262名となっております。なお、1学期の短期預かりの利用人数は4歳児で45名、5歳児で154名となっております。以上です。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。
    ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。262名ということで、平成26年度は嘉数、志真志、はごろも小学校で、応募者数が定員を超えて希望者も入れない親御さんがいました。ですけれども、平成27年になってこれを解決し、みんな入れるようになったというのは、教育長も含め、指導部長、そしてまた現場の先生だったりとか、職員の本当に努力のたまものだと思いますので、またこれからもよろしくお願いいたします。 前々回の議会で、僕がちょっと提言したのですけれども、長期預かり保育について、今は5歳児だけなのですけれども、4歳児に拡充していってはどうかという提言をさせていただきました。これはやはり5歳児でもこれだけ需要があるということは、4歳児でも需要もあると思いますし、また保育園の待機児童の問題の解決のためにも、やはり幼稚園の役割というのも大きくなっていると思いますので、今後、4歳児の長期預かり保育についてどのようになっているのか、来年に向けて行っていくのかどうか、御答弁お願いいたします。 ○議長(大城政利君) 指導部長。 ◎指導部長(仲村宗男君) お答えいたします。預かり保育は、昨年度までは4歳児は利用できませんでしたが、今年度からは短期預かりを4歳児から利用できるように改め、保護者のニーズに少しでも応えられるように努めております。なお、平成28年度の市立幼稚園の4歳児の長期預かり保育に関しましては、施設の空き状況、職員配置の状況を踏まえながら検討してまいりたいと考えます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 部長、ありがとうございます。とても大変だと思いますけれども、ぜひ取り組んでいっていただきたいと思います。 続きまして、次の質問に移らせていただきます。5番、野嵩保育所の民営化についてお尋ねいたします。何度も質問していますけれども、また改めて御確認させていただきます。野嵩保育所の民営化の意義について、改めてお伺いいたします。 ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) 御質問にお答えいたします。6月定例議会と同じ答弁となりますが、本市においてはキャンプ瑞慶覧、西普天間地区の返還に伴う対応や、生活保護費等の扶助費のさらなる増加、国、県からの権限移譲等、財政的にも、人員配置の面においても非常に厳しい状況が想定されております。このような状況の中、多様化する行政ニーズに応えていくためには、早急な組織強化、効率化が必要であり、これからは民に任せられることは民に任せて、行政でしかできないことを行政が行うという考えで役割分担をし、効果的、効率的な行政運営をしていかなければならないと考えております。 公立保育所に関して言えば、宜野湾市公立保育所民営化基本方針にもありますが、大変厳しい財政状況の中で待機児童の解消という大きな課題の解決と、延長保育や障害児保育といった特別保育の充実等、年々高まるさまざまな保育ニーズに応えていくためには、経費を節減し、さらなる保育サービスの向上を図ることが可能となる公立保育所の民営化は、市としては実施しなければならないものと考え取り組んでおります。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ちょっと気になるところがあったので質問させていただきます。キャンプ瑞慶覧西普天間住宅地区の返還に伴う対応というのが一番最初に出てきたのですけれども、キャンプ瑞慶覧が実際に使えるのは、5年から10年後ですよね。下手すればもっと時間かかるかもしれない。その中で5年先、10年先のために莫大なお金をつぎ込んで、現在のことを抑制したりとか、保育所を民営化したりするのは、僕はちょっとおかしいのではないのかなというふうに思っています。というのは、保育所というのは、これから先もずっと必要ですし、むしろ宜野湾市の施策としてやらないといけないのは、今ある市の保育所を民営化するのではなくて、認可園をふやしていくことなのです。その中で、平成25年度以降、子供が少なくなっていく。子供が少なくなっている見通しが立っている中で、今ある認可園さんがしっかりと経営していくためにも、宜野湾市の市立保育園があることが大切だと思っています。民営化の財政効果をお伺いいたします。 ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) 御質問にお答えいたします。これも6月定例議会と同じ答弁となりますが、野嵩保育所の民営化による財政効果については、市直営での経費と比較しますと、単年度で約3,000万円程度の削減効果があると見込んでおります。さらに、平成27年度は民営化による野嵩保育所の土地売却額7,800万円の歳入が予定されております。また、民営化で3年以内の建てかえを条件としております。平成30年度に市直営で建てかえた場合と、民営化して建てかえた場合の市持ち出し費用を比較した場合、1億5,400万円余りの差額があり、この額も民営化による効果と考えております。よって、野嵩保育所の民営化により、毎年度約3,000万円程度の削減効果と、さらに平成27年度から平成31年度までの5年間に限ると、土地の売却額と建てかえ経費を考慮すると3億6,000万円程度の財政効果があると見込んでおります。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。野嵩保育所を民営化するに当たって、交付税の減額というのが実際に約3,000万円減額されます。3,000万円でよろしいですか、部長。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 玉城議員に答弁申し上げます。直接的に減額されるものではございませんで、あくまでも普通交付税を算定する際に、基本的国の基準に定められている事業費支弁額から保育料を差し引いた差額について、交付税で措置されるものとして調整はされておりますけれども、現在、直営ですので、国の算定する野嵩保育所の事業費支弁額は5,534万2,820円、そこから保育料、これもあくまでも国が定める基準の保育料でございますけれども、これが1,410万5,030円でございますので、それを差し引いた4,123万8,000円が、あくまでもこれ理論上の交付税措置でございます。それで民営化された場合には、この事業費支弁額から先ほどの保育料を差し引いた残り4,123万8,000円のうちに、2分の1が国庫補助で入って、4分の1が県補助で補填されますので、その残額の1,031万円が民営化されても交付税の理論上措置されますので、現在、直営では4,123万8,000円を全額普通交付税措置だったものが、地方交付税、国庫補助、県補助と3種の財源に変わるもので、一般財源の持ち出しがふえるものではございません。あくまでも交付税というのは理論上でございますので、現在46億円程度交付税もらっていますけれども、これが事情が変わらなくても、仮に次年度、例えば超優良企業が来て、10億円の税収があったとすると、この75%、7億5,000万円は、交付税は減額されますので、あくまでも理論上でこういう形になっておりますということで、実際に交付される交付税というのは収入であるとか、基準財政需要額によって動きますので、あくまでも野嵩保育所が民営化されたことで、直接4,000万円が消えるというものではございません。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 今の要約すると、地方交付税というのが今、4,000万円近く入ってきているのですけれども、それが1,000万円に減って、国庫負担金、県費負担金のほうから補助されるという考えでよろしいでしょうか。 ○議長(大城政利君) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 厳密に現在いただいている交付税のうち、4,000万円が野嵩保育所分という形では入ってきませんけれども、考え方としてこの交付税措置されていたものが、国補助、県補助、一般財源に置きかわるという形でございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) この野嵩保育所民営化に係る効果額算定資料について、僕ここからちょっといろいろ質問していきたいのですけれども、その前にちょっと確認したいのですけれども、野嵩保育所の民営化に当たって、この民営化に係る効果額算定資料にも、平成30年に建物を建てかえというふうになっていますし、実際に野嵩保育所の公募に関しても、3年内の建てかえを条件としているのですけれども、そもそも野嵩保育所は建てかえが必要なのですか、御答弁お願いします。 ○議長(大城政利君) 福祉推進部長。 ◎福祉推進部長(國吉秀子君) 玉城議員の御質問にお答えいたします。野嵩保育所は、御承知のとおり平成2年に建てかえをした施設でございます。移管の3年後には、約30年となります。建てかえにつきましては、老朽化への対応と同時に、さきに策定いたしました子ども・子育て支援事業計画に基づいた保育所定員の増計画が理由の一つとなっております。野嵩保育所は、現在定員60名の小規模保育所ですが、建てかえ後には80名程度の定員を予定しており、待機児童の解消を図る計画の一部を担うことになります。 また、施設整備に当たっては、待機児童解消を図るまでの間の各種補助金の活用が図れるということもありまして、早期の建てかえを今、検討しているということで、早期の建てかえが必要というふうに考えております。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 済みません。僕の質問、必要なのかどうかということで、例えばですけれども、志真志小学校だったりとか、普天間小学校というのは耐震基準、耐力度調査によって、これは建てかえないといけないというふうに調査が出ていますよね。そういったものが野嵩保育所もなっているのかどうか、お願いいたします。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時26分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時26分) 福祉推進部長。 ◎福祉推進部長(國吉秀子君) お答えいたします。耐震化基準に基づくものは、昭和56年以前に建築した建物というふうに認識しておりますが、今回は平成2年に建てかえてございますので、その耐震化のほうを適用した流れではなくて、あくまでも先ほど申し上げました子育て支援計画の流れの定員増であったり、築30年ということを見据えて、その補助金の適用の平成29年までは待機児童解消に向けたいろんな補助メニューがございます。それも有効活用していきたいというふうな思いからでございます。以上でございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 平成29年までに子ども・子育て支援策があるから使いたいということなのですけれども、平成29年まで待機児童ゼロの計画は、県の計画もそうですし、市の計画もそうですよね。何かちょっと腑に落ちないというか、おかしいのです。例えば、市の体制として、民営化しなかった場合、平成30年に建てかえるという予定でこれ算定額出していますけれども、では普天間小学校、普天間中学校はそのままでいいのですかということになるのです。あそこは30年以上たっているのに建てかえなくて、ここはすぐに建てかえるという、その建てかえを理由に民営化するというのもおかしな話だと思います。 あと、建てかえについてはそういうふうに感じるのですけれども、どのように。御答弁お願いいたします。 ○議長(大城政利君) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) お答えいたします。仮に野嵩保育所を市で建てかえする場合、市でやると補助事業がつきません。先ほど福祉推進部長が話していたように、民間がやる場合には8分の7で建てかえができるということがございまして、市としては安心こども基金があるうちに建てかえたほうがいいだろうと。あと、市の持ち出しも少なくなるということがございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 安心こども基金があるうちに8分の7で建てかえられるから、これ市の保育園を1個なくして、2園にして運営していくというふうに今言っているのですけれども、でも市立保育所の役割は、前の僕の質問でも話しましたけれども、役割は違いますよね。市の保育としてどうやって保育行政に携わっていくかというのが問われている中、コストの計算の中でそれを組み入れていいのかという視点がまず1つあります。この件については、もういいです。 この効果額算定資料に戻りますけれども、この中で、この効果額というのは、いわゆる野嵩保育所だけ見ているのですけれども、市の保育所全体で見たら、算定数字はもっと変わってくるのではないですか。例えばこの数字の中に人件費入っていないのですよ、市の保育所の保育士の人件費が入っていないのです。それは市の保育士の職員は、みんなうなばら保育所だったりとか行きますよね、宜野湾保育所に移動しますよね。ということは、ほかのうなばら、宜野湾のほうがコスト上がっているのです。保育に対してのコストが上がっています。そうなってくると、全体で見てくるともう少し数字が変わってくると思うのですけれども、資料をつくっていただけないでしょうか、お願いいたします。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時31分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時31分) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) お答えいたします。今回、野嵩保育所を民営化するに当たっては、その部分についての財政効果ということで、この資料を作成して提出をしてございます。あと、今、野嵩保育所に勤務している7名の保育士がおりますが、1人は定年退職するので6名。6名につきましては、うなばら保育所と宜野湾保育所のほうに配置がえをします。あと、野嵩保育所に勤めている臨時職員については、可能な限り民間のほうに雇っていただきたいということで、今後、市としては協議をしていくということでございます。     (玉城健一郎議員「部長、資料はつくっていただけますか。休憩」と呼ぶ) ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時32分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時33分) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) 御質問にお答えいたします。多分事前に玉城議員にお上げした資料のことだと思いますが、これにつきましては人件費分も入っての積算資料となっております。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) この民営化効果額算定資料についてですが、これどこに人件費が入っているのですか。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時33分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時34分) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) お答えいたします。事前にお配りした資料の上のほうの歳出の野嵩保育所運営費の平成27年度で言えば7,858万1,000円、その中に入っております。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ちょっと僕の質問の意図がうまく伝わっていなかったようで、僕の質問は、民営化の中で入っているのですけれども、例えば民営化する場合は、野嵩保育所の運営費のほうから2,000万円近く、2,300万円ぐらい、これが恐らく人件費だと思いますけれども、それがうなばらと宜野湾保育所に移るから、全体で見た場合、市の保育で見た場合は、コストはそんなに大して変わらないのではないのかという僕の質問だったのですけれども、それについてちょっと資料をつくっていただきたいなということでお願いします、来年度の。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時35分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時36分) 総務部長。 ◎総務部長(米須良清君) お答えいたします。玉城議員のおっしゃる資料につきましては、持ち帰って検討してみたいと思います。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 済みません。よろしくお願いいたします。 では、野嵩保育所の民営化について、最後の質問になりますけれども、今回、保育所を民営化にするに当たって、土地は売却で、建物備品は無償譲渡ということになっています。土地の売却の、恐らく建物自体が資産価値がほとんどないからということの判断をされたと思いますけれども、それについてはまたおいおい別の機会に質問させていただきます。今回、土地の売却額、金額は今後どのようにしていくのか、お尋ねいたします。 売却しますよね、金額…… ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員、どうぞちゃんと質問してください。質問をそのまま続けてください。 ◆7番(玉城健一郎君) いや、質問はしました。 ○議長(大城政利君) 意味がよくわかっていないから、質問は明確にしてください、わかるように。玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 保育所の土地売却額は、売却した後どうするのですか、この金額は。何に使うのですか。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時37分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時37分) 企画部長。 ◎企画部長(米須清盛君) 答弁申し上げます。野嵩保育所の売却につきましては、福寿園同様、売却した金額につきましては、福寿園の場合は起債の償還が残っておりましたので、市債管理基金と、さらに公共施設整備基金のほうに積み立てしましたけれども、野嵩保育所の場合は起債がございませんので、全額を公共施設管理基金に積んで、今後の福祉関係の、今想定されるのが相談センターとかございますので、その辺の建設の際に充当していくのかなと考えております。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。では、次の質問に移らせていただきます。7番の普天間基地についてということでお尋ねします。 まず最初、オスプレイ配備撤回について、市の考えを伺います。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) 玉城健一郎議員の御質問にお答えいたします。MV-22オスプレイにつきましては、配備前より市内各種団体と協力して、市民大会、県民大会等において市民を挙げて配備反対を訴えてまいりました。また、配備後につきましては、日本政府に対して機会があるごとに配備計画の見直しと、県外の拠点への配備及び訓練移転を早期に実現するよう求めており、普天間飛行場負担軽減推進会議の中で、政府に対して地元からの強い要望として具体的にMV-22オスプレイ12機程度を県外の拠点に配備することを項目の一つとして提示し、最重要事項として実現するよう求めたところでございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。済みません。オスプレイの撤去について求めているということで、12機撤去のお願いをしているのですけれども、今現在、配備されているオスプレイの数は何機でしょうか、お願いします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。現在、24機あります。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。確かに24機なのです。ですので、12機しか求めなかったら、オスプレイの撤去になりませんよね。ただ、この質問に関しては、僕は今、市のオスプレイに対しての感覚というのが変わっていないかどうかの確認の質問でした。 済みません。今から結構前なのですけれども、第3次普天間飛行場返還アクションプログラムというのがつくられたと思います。伊波市政のときにつくられたのですけれども、現在、それに沿って今の基地政策は取り組んでいるのかどうか。 あと、もう一点、この普天間飛行場返還アクションプログラムは、まだ今現在、生きているのかどうか、お願いいたします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。普天間飛行場にかかわる本市の取り組みといたしましては、平成21年2月に策定されました第3次普天間飛行場返還アクションプログラムを踏まえ、普天間飛行場を取り巻くさまざまな状況を勘案して取り組んでいるところでございます。具体的には政府、沖縄県を初めとする関係機関への要請行動や、基地被害110番等により市民の声を集約し、要請や抗議活動に生かすなど、そのときの情勢に合わせて適宜取り組んでいるところでございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ありがとうございます。第3次普天間飛行場返還アクションプログラムにも鑑みて行動しているということなのですけれども、この第3次普天間飛行場返還アクションプログラム、辺野古に基地はつくってはいけませんよというふうに書いてありますよね。ということは、今の市の考え方も普天間に基地はつくってはいけませんという考え方なのですか。普天間の固定化ももちろん阻止なのですけれども、辺野古に基地はつくっていきませんという立場なのですか。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。第3次アクションプログラムについては、玉城議員が言うとおりでございます。現在、私たちは、あらゆる方策を講じて普天間の固定化を阻止するということで取り組んでいる状況でございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 余り答えになっていないのですけれども、現在、市長は平成24年に就任されて、そのときはたしか普天間の固定化も許さず、県外移設を求めていくというふうに施政方針でもおっしゃられていました。僕は議事録を読んだ限り、平成24年まではそういうふうに言っていて、平成25年3月のほうから県外移設という言葉を使わなくなったのです。それについて疑問なのですけれども、なぜ県外移設という言葉を使わなくなったのですか、市長の御答弁をお願いします。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) お答え申し上げますが、当然大切なのは、街のど真ん中にある普天間飛行場は継続使用であってはならないと、固定化は絶対あってはならないというのが市民の総意だと私は理解しておりますし、そのような中で私も宜野湾市長として行政運営をさせていただいております。日米両政府が、そのような固定化をにおわすような発言をされましたので、危機感を持って宜野湾市として、当事者として一番言うべき発言として固定化を絶対避けるということが何よりも大きなメッセージとして今現在、私はそのような言葉を使いながら、一日も早い返還というものを日米両政府に訴えているわけであるし、また沖縄県もそのような感じでやっているものと理解をしております。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 市長、僕、なぜ県外移設という言葉がなくなったかということで質問したのですけれども、今の答弁だと、普天間が固定化するから県外移設と言っている場合ではない。だから、普天間の固定化阻止だけ頑張っていくのだ。辺野古に基地をつくってもいいというふうな答弁に聞こえるのですけれども、市長、これについてどう思いますか。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) 午前中も私は基地問題の中で、当時の中間報告、いわゆるSACOの中間報告の中での知事の発言や、あるいはまた当時の桃原市長の発言を引用させていただきましたけれども、当然移設先については政府が責任を持って、その地元の方々に対する説明であり、御理解を求めていく。そういう中で、やはり一日も早い返還というものが実現するように、あるいは基地負担軽減であり、危険性の除去というものを目に見える形でやっていただきたいというのが、19年前の当時の知事であり、あるいは市長、そのような歴史下の中で私は今、宜野湾市長として言えることをしっかりと政府に対し言っているつもりでございますし、そのようなことをしっかりと言わない限り、この問題というものは解決できないものと理解をしておりますので、これを粘り強く日米両政府に対しても言っていきたいと思っております。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) まだ何かちょっとよくわからないところがあるのですけれども、市長自身は、では県内辺野古に基地をつくってもいい。固定化を避けるためだったら、辺野古に基地をつくってもいいという立場なのですか。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) 繰り返しの答弁になりますけれども、我々は戦後70年間、街のど真ん中の普天間飛行場を抱え、あるいは19年前の原点である危険性の除去、基地負担軽減というものが、まさにSACO合意で言う普天間全面返還の合意内容だったと思うのです。ただ、残念ながら、日米両政府が、今、固定化すらにおわせるような発言をしているということからして、言語道断であるということをしっかりと伝えることが宜野湾市長としての役目であり、危険性の除去あるいは基地負担軽減を目に見える形で実現するというのが必要だろうと。そういう中でのメッセージとして、私は日米両政府に固定化は絶対あってはならないと。そして、沖縄県知事に対しても、このような発言をし、先般の集中協議でも普天間飛行場の原点である危険性の除去、基地負担軽減というものをもう少し政府としっかりと議論をして、まさに普天間の全面返還というものを実現していただきたいということを訴えたわけでございます。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) イエスかノーかの質問で、こんなに長い回答が出るとは思わなかったのですけれども、結局何も答えていないということなのですよね、市長はずっと。結局この問題は、県内移設認めるかどうかの話ではないですか。また、その中で市長の言っていることの話の中で、例えば市のホームページ、市長のコメントのところで、宜野湾市ホームページのほうからちょっと引用なのですけれども、市長のコメント、市長室のところからコメントなのですけれども、特に普天間飛行場問題については、基地の固定化を阻止すると同時に、一日も早い危険性の除去と県外への移設を沖縄県と連携し、基地の現状を政府に対して強く訴え、全力で課題解決に向けて取り組んでまいりますというふうに言っているのですけれども、これはあれですか、今の沖縄県知事と一緒に頑張って、危険性の除去と県外への移設を求めていくという文言で読んでいいのですか。 ○議長(大城政利君) 休憩いたします。(休憩時刻 午後4時50分) ○議長(大城政利君) 再開いたします。(再開時刻 午後4時50分) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) ただいまのホームページの中身でございますけれども、ちょっと私はまだこれ確認しておりませんので、多分まだ更新はされていないと思うのです。そういう中で先ほど来同じような答弁になりますけれども、適宜やはり状況が変わってきているということからすると、まさに日米両政府が絶対に避けなければならない固定化というものを我々としてもしっかり訴えなければならない。ただ、日米両政府は今、何を言っているかというと、継続使用という話をされていた。まさにこれは沖縄県民あるいは宜野湾市民が求めてきた一日も早い返還というものに逆行するのだということからすると、地元の市長として何よりも優先すべきは固定化を絶対避けて、9万7,000名の市民の生命、財産をしっかり守り、そして普天間飛行場の返還というものを一日も早く実現することが私に課せられた責務だと理解をしております。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 市長、今までの取り組みの中で、要請行動をやったりとか、いろいろ行動していると思うのですけれども、今、第3次普天間飛行場返還アクションプログラムというのがまだ生きているということで、これには辺野古の基地はつくらせないという言葉が載っているのです。市長、実際に本当に普天間の危険性除去だったりとか、そういうふうに取り組むのだったら、それも見直しも考えないといけないのではないですか。だって今の市長の答弁全く違いますよ、書かれていること。 もう一点なのですけれども、よく市長は翁長知事に対して、原点を話されているのですけれども、道筋、普天間飛行場の一日も早い返還に向けたプロセスをぜひ示してほしいというふうにおっしゃられるのですけれども、これはどういう意味でしょうか。市長、御答弁お願いします。 ○議長(大城政利君) 基地政策部長。 ◎基地政策部長(伊佐徳光君) お答えいたします。普天間飛行場は、その危険性から19年前に日米両政府により全面返還が合意されました。しかしながら、返還合意の原点は、街の真ん中にあり、人命を損なう懸念が強い普天間飛行場の早期の危険性の除去であったにもかかわらず、その原点は置き去りにされ、最近では日米両政府からは普天間飛行場の固定化とも取れる発言も見受けられ、返還合意から19年経過した上でのこの現状については、極めて深刻な状態であると認識しており、まことに遺憾であると言わざるを得ません。普天間飛行場の固定化は絶対にあってはならず、一日も早い閉鎖・返還と、その間の危険性除去と基地負担軽減を実現させることが本市としての最大の責務であると考えており、これまで日米両政府や沖縄県に対して、その実現がかなうよう強く要請したところでございます。 直近では8月29日に菅官房長官へ、9月2日には翁長沖縄県知事に対して返還合意の原点である普天間飛行場の一日も早い危険性の除去を実現するための具体的な手法として、実現までの道筋を示すこと。普天間飛行場を絶対に固定化することなく、一日も早い閉鎖・返還と、目に見える形で危険性除去及び基地負担軽減への早急な実現に向け引き続き取り組むこと等を要請したところでございます。今後とも粘り強く取り組んでまいります。 ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) 今の答弁なのですけれども、結局、今の宜野湾市は普天間の移設問題というのは国頼りだったり、県頼りなのです。前の市政のときは、第3次普天間飛行場返還アクションプログラムということで、グアム移転にのっかったりだとか、そういうふうに県外、国外移設というのを求めていくというふうに明確に書いてあるのです。だけれども、今の市というのは、国に対しては言わずに、知事に対して、県に対しては言うくせに、自分たちでは何も考えていないというか、自分たちでプロセスをどのようにやっていくのかというふうに考えていないのではないのかというふうに思うのです。それは市長、どのように思いますか。 ○議長(大城政利君) 市長。 ◎市長(佐喜眞淳君) 見解の違いはあると思いますけれども、私は今日まで市長として日米両政府に対しても一日も早い返還について要請もし、その都度また協議もさせていただきました。結果として仲井眞知事のときに、5年以内の運用の停止も含めての負担軽減、推進会議が設立されました。そういう背景からして、例えばKC-130も移駐されました。あるいは、オスプレイも今、本土のほうに訓練等々含めて移駐されようとしておりますし、そういう背景の中で、やっぱりしっかりと協議を重ねながら、目に見える形で負担軽減をしていくというのが重要であると思います。当然アクションプログラムというのも必要かもしれませんけれども、結果としてアクションプログラムが、では何が実現できたかということも我々は検証しなければならないと思いますし、先般、知事に申し上げたのは、当然知事の公約というものを守る必要もあると思いますけれども、一方では県民の命、いわゆる宜野湾市民9万7,000名の命というものをどう考えているということをやはり市民に示していただきたい。そうしない限りは、我々の宜野湾市民の不安感だけが募ってくる。そういう不安感というものを市長としても、あるいは知事としてもそういうプログラム、いわゆる目に見える形での基地負担軽減というものを示していただきたいというのが、私が知事に申し上げた要請でございます。
    ○議長(大城政利君) 玉城健一郎議員。 ◆7番(玉城健一郎君) ちょっと意見の違いというか、そもそも市長も、だって就任当時に普天間の固定化を許さず、県外移設。戻りますけれども、県内移設にも反対していたのです。それを公約にしてしっかり立っているのに、何か今の発言よくわからないのです。 これで一般質問終わりますけれども、次の議会から恐らくOCNが入りますので、公開になると思いますので、しっかりと気を引き締めて頑張っていきましょう。これで終わります。 ○議長(大城政利君) 以上で7番 玉城健一郎議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は9月16日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後4時58分)...